カードローンで必要な項目と、審査落ちする理由・原因
カードローンの審査項目と、審査に落ちる理由―。落ちるというとネガティブですが、これを知っておくと、「より確実にキャッシング審査に通る」ことが可能になります。
カードローン審査で聞かれる主な項目
カードローン審査では、消費者金融でも銀行カードローンでも、主に下のような項目が審査されます。
- 会社情報
- 借入情報
- 自宅情報
以下、それぞれどのような内容がチェックされるのか、落ちる理由とともにまとめます。
会社情報…年収、会社名、勤続年数など
会社情報(勤務先情報)は、簡単にいうと「どんな仕事をしているか」です。年収も含めて、これはかなり重要です。
これが原因で審査落ちする理由があれば、下の通りです。
- 年収が低い
- 不安定な職業・業界
- 勤続年数が短い
- 会社自体の信用度が低い
…ということです。以下詳しく補足します。
年収は借入希望金額で判断される
まず「年収が低い」と書きましたが、「年収200万円以下はダメ」というような明確な基準があるわけではありません(昔のオリックス銀行カードローンはありましたが)。
「年収いくら以下はダメ」というやり方ではなく、「借入希望金額と合わせて考える」というやり方なんですね。たとえば年収100万円でも「希望金額10万円」だったら十分な年収です。逆に「年収600万円」でも「希望金額300万円」というなら、少ない年収になるでしょう。
というように、あくまで希望金額とのバランスが重要ですが、最低限の年収は、その職業ごとに求められます。
その他の勤務先情報の審査基準
その他の勤務先情報(会社情報)については、業界や会社が不安定であるほど、審査で不利になります。たとえば同じ年収や勤続年数でもデザイン系、ゲーム系などの不安定な業界の場合、いつ収入が激減するかわからない…ということで、審査落ちしやすくなります。逆に製造業など安定している業界は審査で有利です。
勤続年数は、当然長い方がいいです。これが短い(入社年月日が近い)という人は落ちやすくなります。
借入情報…他社借入総額&件数など
借入情報というのは、現時点で他社からの借入総額がいくらあるか、件数は全部でいくつか…というもの。また、ただの総額&件数だけではなく「借入種別」も審査されます。
同じ借金総額50万円でも、それを「銀行カードローンから借りている」のと「消費者金融から借りている」のでは、消費者金融の方が審査落ちしやすいわけですね。
特に借入種別として有利なのは住宅ローンです。住宅ローンだったら、極端な話2000万円の借り入れがあっても、キャッシング審査は通ることが多いです。
自宅情報…居住年数、名義、同居家族の人数など
自宅情報は、勤務先情報や借入状況ほどは重要ではありません。しかし、これもある程度キャッシング審査に影響します。
まず居住年数です。同じ自宅に長く住んでいる人ほど審査で有利です。逆にこれが短い人は審査落ちしやすいです。家をころころ変わる人は、周囲に人間関係もできていないので、いつでも逃げられますし、性格的にもコツコツ返済する人は、同じ土地に長く住むことが多いです。
同居家族の人数が多いほどいい
また、同居家族の人数も重要な項目。これが多ければ多いほどいいです。つまり、一人暮らしの人はキャッシング審査に落ちやすいということです。
同居家族が多いほどいいのは、
- 連絡がつきやすい
- 返済できなかった時、家族が立て替えてくれやすい
- 家賃の負担が小さいので、返済しやすい
…ということです。実際、一人暮らしよりも親と同居している方が断然家賃負担が小さいので、返済も早くできます。返済を最優先で考えるなら、審査に通るためだけでなく、一時的に親と同居するのもありかも知れません。
その他、自宅の名義が家族名義よりも自分名義の方がいい。マンションより一戸建てがいい。賃貸より持家がいい…などの条件になっています。
最終的に、個人信用情報(クレジットヒストリー)が全て
全てというと語弊がありますが、最終的に、キャッシング審査で落ちる最大の原因になるのが「個人信用情報」です。ここに記録されているクレジットヒストリー(借入・返済の履歴)で決まる…ということですね。
端的に言うと「ブラックリスト入りしている人は、落ちる」ということです。ブラックリスト入りというのは、下のような条件で該当します。
- 強制解約、強制退会になったことがある
- 重度の遅延・延滞をしたことがある
- 債務整理・自己破産をしたことがある
- 一時的に集中して多くの申し込みをした
…などです。基本的に「普通でない行動」「問題がある行動」は、すべて記録されていると思ってください。このようなブラックリストに入っている人の場合、それが最大の審査落ちの原因になります。
…というのがカードローン審査でチェックされる項目と、審査に通らない理由です。他にも項目や審査落ちの原因は山ほどありますが、主だったこれらを参考にしてください。