公務員は、カードローン審査に最も通りやすい職業・属性
公務員は、最もカードローン審査に申し込みやすい職業です。有名企業の正社員というのも審査通過しやすいですが、やはり公務員が最強です。
また、公務員は急にお金が必要になった時でも、「地方職員共済組合」に所属していれば、そこから融資を受けることができます。
ここでは、公務員のキャッシング審査と、この地方職員共済組合についての情報をまとめます。
消費者金融でも銀行カードローンでも申し込みやすい
銀行カードローンで申し込む場合も、消費者金融で借入審査を受ける場合も、公務員はとにかく審査通過しやすくなっています。キャッシング審査で通りやすい職業・属性をランキングにすると、大体下のようになるでしょう。
- 公務員
- 正社員
- 契約社員
- 派遣社員
- フリーター
- パート・アルバイト
- 自営業・個人事業主
- 無職・ニート
…という風です。このように、カードローン審査の「申し込みやすい職業・属性」のナンバーワンが公務員となっています。
「自営業・個人事業主がかなり低い」と思われるかも知れませんが、実際こういう扱いです。独立して稼いでいるということは、収入が大きく増える可能性もある反面「ある日突然ゼロになる」というリスクもあります。
借入審査ではとにかく「安定性」が最重視されるので、自営業・会社経営者などの独立系の職業は敬遠される傾向があるのです。
公務員はいくらまでキャッシングできるか?
公務員がキャッシングで借りられる金額は、大体いくらか―。という目安は、正直ありません。当然と言えば当然ですが、公務員と一口に言っても年収は様々だからです。
国家公務員で年収1000万円を超えている人もいれば、地方公務員に新卒で就職したばかりで、年収200万円程度しかない…という人もいるでしょう。このように公務員とひとまとめにしても、その収入はバラバラなので、「いくらまで借入可能」という具体的な金額は出せないのです。
目安は貸金業法第13条の2第2項の規定の「年収の3分の1まで」
一つの目安として、貸金業法の貸金業法第13条の2第2項の規定というルールがあります。これは「年収の3分の1まで借りられる」というルールですが、多くの業者がこの基準に従っているので、大体これが最大の限度額になると考えてください。
つまり、年収200万円だったら「大体70万円」。年収400万円だったら、大体「130万円」ということです。
最初は年収の3分の1より少ない金額になる
しかし、上のように書いたものの、最初のキャッシングの場合は年収の3分の1より少ない限度額になることが多いです。やはり最初の何も借入実績・返済実績がない状態では、カードローン業者の側も融資するのが不安だからです。
ということで、理論的には100万円キャッシングできる人でも、最初は30万円・50万円程度からスタートする…ということが多いです。そして、しばらく返済状況を見て、コツコツ返済してくれているようであれば、半年くらいで増額する…というやり方が一般的です。
これは公務員でなくても、民間の会社員・OLでも共通するやり方。公務員の場合はもっと早く3ヶ月程度で融資枠が増えるかも知れません。
何はともあれ、増額のためでなくても、コツコツ返済するのは自分のためでもあります。早めに返せば返すほど、利息総額は小さくなっていくからです。
ということで、融資枠を増やしたいという公務員の人でも、それ以外の人でも、借り入れに成功したらとにかく「安定して返済する」ことを意識してください。
公務員の地方職員共済組合の融資制度について
冒頭にも書いた通り、公務員の場合「地方職員共済組合」という融資制度を活用することもできます。これは用途によって様々な資金を貸付してくれるもので、かなり便利です。
- 普通の買い物…普通貸付
- 住宅の新築・改装…住宅貸付
- 災害の被害を受けた時…一般災害貸付
- 治療・入院などが必要な時…医療貸付
- 子供の進学が必要な時…入学貸付
…といった内容です。
利用用途が制限されているため、審査通過しやすい
利用用途が限定されている分、審査に通りやすくなっています。ギャンブルや投資・浪費などに使うことがない…とわかっているからですね。
もちろん、利用用途が決まっている分、金額も制限されます。その公務員の年収がどれだけであろうと、消費者金融や銀行カードローンのように「年収の3分の1まで」借りられるわけではありません。
しかし、必要な金額は確実に借りられるので、これで十分でしょう。金利も圧倒的に消費者金融・銀行カードローンより安いので、非常に有利な制度です。