未成年・10代でもクレジットカードのキャッシングはできる?
未成年・10代でも、クレジットカードでキャッシングすることは可能です。ポイントをまとめると、
- クレジットカードの発行は、18才から可能
- キャッシング枠が付くかどうかは、その人次第
- デビットカードなら、16才から発行できることが多い
- しかし、デビットカードでキャッシングはできない
…ということです。以下、詳しく説明します。
クレジットカードとデビットカードの違い
まず最初に「クレジットカードとデビットカードの違い」をハッキリさせましょう。
- クレジットカード…借金できる
- デビットカード…今、自分の銀行口座にある分しか使えない
ということです。つまり、クレジットカードは「ショッピングでもキャッシングでも、自分が持ってないお金」を使うことができるわけです。代わりに
利息をつけて返済しなければいけませんが。
これに対して、デビットカードは「今、実際に銀行口座に入れているお金」の分だけなんですね。デビットカードを使う度に、口座からそのお金が引き出されるわけです。
というわけで「使いすぎる」ことがない反面、「今、口座にある分のお金」しか買い物できないというデメリット(不自由さ)もあります。
デビットカードなら、高校生でも発行できる
このように、デビットカードはいわば「銀行のキャッシュカードの延長」のようなもの。特に厳しく審査する必要もないので、高校生でも発行できるようになっています。
中学生でも、りそなVISAデビットカードなどは「15才以上」であれば、発行できると言われています。
年齢条件さえクリアすれば、ほぼ無審査で発行でき、条件があるとしたら「その銀行の口座を持っている」ということくらい。というわけで、10代・未成年でも非常に簡単にクレジットカードを持てます。
ただ、先にも書いた通りあくまで「口座に入金している分」だけなので、借金によるショッピングはできませんし、キャッシングもできません(自分の預金を引き出すだけです)。
借金ができるクレジットカードは18才から
ということで、本格的なクレジットカード(借金ができる)は、18才以上から発行可能となっています。すべてのクレジットカードがそうではなく「18才以上なら、OKのクレジットカードがある」ということです。
18才で発行できるクレジットカード一覧
18才で発行可能なクレジットカードは、たとえば下のようなものがあります。
- 楽天カード
- 三井住友VISAデビュープラスカード
- リクルートカード
…などです。特に楽天はネット企業ということで、若者を多く取り込みたいため、比較的審査が柔軟(優し目)と言われています。
これらのクレジットカードは18才から発行できるので「未成年・10代でもOK」となります。ただ「キャッシングができるか」はまた別物です。
参考:未成年でもキャッシングしたい!クレジットカードなら可能性あり!?
キャッシング機能の審査は厳しい
クレジットカードには、買い物専用の「ショッピング枠」と、現金を借りる「キャッシング枠」があります。このうち、ショッピング枠はほぼ必ずつきます(でないと意味がないので)。しかし、キャッシング枠は「ついたりつかなかったり」です。
理由は、現物を買うショッピング枠より、キャッシング枠の方が破産の危険があるからです。そのため、特に未成年・10代の審査に関しては、キャッシング枠の設定が厳しくなるのです。
- クレジットカードは発行できた
- しかし、キャッシング枠はついていない
という人はよくいます。学生や未成年だけでなく、社会人でもフリーター・アルバイト・パートの人などは、このパターンが多いです。
ということで、仮に10代・未成年の人がクレジットカードを作ることができても、必ず現金を借りられるとは限りません。18才、19才でも現金を借りる枠をもらえるというのは、相当な年収が必要ということです。
未成年のキャッシングは、とにかく借り過ぎに注意
耳タコな話かも知れませんが、10代・未成年の人がキャッシングをする場合、とにかく借り過ぎに注意してください。貸金業法では18才から消費者金融などの利用もできるのに、多くの業者・ブランド・銀行が未成年・10代には融資していないのは「危険」だからです。
彼らは貸せば貸すほど儲かる仕事なのに、その彼らが融資していない。というのは「10代は、貸し倒れが非常に多い」ということです。男性でも女性でも同じです。
自分で思っている以上に、初めてキャッシングできるようになった時の「何でも買える快感」は大きなものです。くれぐれも、その興奮で金銭感覚が狂わないように注意してください。