未成年者・10代でもキャッシングはできる ~禁止の業者が多い理由~
実は、未成年・10代でもキャッシングはできます。ほとんどの業者ではできませんが、一部の業者ではできるのです。ポイントをまとめると、
- 借りられる場合も親の同意が必須
- 学生ローンなどは、親の同意書がなくてもOK
- 親の同意がなかった場合、返済できなくなったら返済しなくていい
- そのため、未成年への融資はリスクがあり、大手はしない
…ということです。さらに詳しく説明します。
未成年のキャッシングを禁止する法律はない
よく「貸金業法で未成年は禁止されているので…」と書いているカードローン情報サイトがありますが、これは間違いです。貸金業法・銀行法では「未成年・10代への融資」は禁止されていません。
しかし「未成年が親の承諾なしに借りた」という場合「返済義務がない」という法律はあります。つまり「返さなくていい」のです。
当然「踏み倒しし放題」ですから、カードローン業者としてはリスクがあります。また、「親権者の同意書必須」という条件にしても、学生が勝手に偽造したものかも知れないし、もしその場合、返済させるにしてもいろいろ面倒です。
ということで、とにかく未成年のキャッシングは、業者にとって「回収が面倒」なのです。そのため、大手の消費者金融は手を出さないわけですね。
親の同意書なしで融資する学生ローンもある
大手の学生専用ローンではなく、中小の学生専用ローンになると、親の同意書なしでも未成年に対して融資していることがあります。もちろん、これは本来違法です。プチヤミ金のようなものでしょう。
ただ、こういう業者の需要がそれなりにあるのです。理由は簡単で「親権者の同意書など、どの未成年ももらいたくない」からです。当然ですよね。親が許可するわけないですし、そもそも「そんなに、何にお金を使ってるんだ」と、お金の使い道まで問いただされるからです。
というわけで10代・未成年の若者が借金をする時、「親に相談」などしたくないのです。というわけで「親の同意書無しで借りられる」貸金業者を選ぶことになります。そのため、こうしたプチヤミ金のような学生専用ローンが、存在しているのです。
クレジットカードのキャッシングだったらOK?
実は、18才以上なら「クレジットカード」は発行できます。デビットカードではなく、本格的なクレジットカードです。これでショッピングしたり、キャッシングしたり、つまり「借金」ができるクレジットカードです。
(デビットカードは自分の残高から引き出すだけなので、借金はできません)
ということで、10代の未成年者でも「クレジットカードのキャッシング」だったら可能性があります。たとえば、
- 三井住友VISAデビュープラスカード
- 楽天カード(楽天KC)
- リクルートカード
などなど。これらのカードはすべて「18才から発行可能」です。キャッシング枠が必ずつくとは限りませんが、すでに働いている18才の人など「自分の安定収入がある」という場合は、キャッシング枠もつけてもらえる可能性が高いでしょう。
また、キャッシング枠はもらえなくてもショッピング枠は必ずもらえます(でなければ、クレジットカードの意味がないので)。カードでのショッピングも「借金」とすれば、18才、19才の未成年者でも「借金はできる」ということです。
親権者の同意書はどうやって作成する?
親権者の同意書は、どこかに「これ」という書類があるわけではありません。消費者金融や銀行カードローンなども、用意していません。
ということで自分で作成するのですが、「親権者の同意書」という、そのままズバリの雛形・テンプレートは、ネット上にもありません。
- 「同意書」の雛形は多くある
- KDDI、ドコモなどの親権者の同意書も、見ることができる
- 同意書のテンプレートを、KDDIなどの物を参考にいじる
というやり方で作ることになります。と言っても、それぞれ「法的効力を発揮するポイント」さえ抑えておけば、あとは簡単でかまいません。極端な話、ポイントさえ抑えて作成すれば、手描きの適当な紙でもOKなくらいです。
もっとも、それではキャッシング業者の審査に通らないので、やはりしっかりしたものを作成した方がいいですが…。何はともあれ、上のやり方で親権者の同意書は作成できます。
まとめ ~未成年・10代の借金のポイント~
以上、最後にポイントをまとめます。
- 10代・未成年でもキャッシングはできる
- 法律で禁止されているわけではない
- 親の同意書がなかった場合、未成年の借金は返済義務がない
- だから、ほとんどの業者が10代には融資しない
- クレジットカードなら18才から発行可能
- 自分の収入があれば、キャッシング枠がもらえる可能性も
…ということです。これからキャッシングを検討されている、10代・未成年者の方など、参考になれば幸いです。