年収100万円のフリーターでも、キャッシング審査は通る？

審査

2015.09.14

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年収100万円のフリーターでもキャッシングはできるか―。結論を言うと、余裕でできます。借入限度額がどのくらいになるかは、その人の職種や借入状況・個人信用情報など諸条件によりますが、ブラックリスト入りしていない限りは大体借入可能と考えていいでしょう。

年収100万円だと、借りられる限度額はいくらか？

これは理論的には「33万円」です。年収の3分の1ということですね（貸金業法第13条の2第2項の規定というルールです）。

フリーターの場合、職業・属性自体の信用が少々低いので、20万円からスタートする…ということもあるかも知れません。しかし、10万円スタートということはまずないでしょう。

フリーター・アルバイト・パートでも、年収100万円稼いでいるなら、職場でそれなりに重要視されている、ということがわかるからです。つまり、そう簡単にはクビにならないということで、ある程度の安定性が保証されています。

また、年収100万円稼いでいるということは、1年近く勤続しているでしょう。そういう点で、勤続年数・月数についても問題ないので、年収100万円のフリーター・アルバイト・パートというのは、かなりクレジットスコアが高いのです。

逆に会社員・OL・公務員の人で年収100万円といったら、まずあり得ないですし、そうだったとしたら、これはかなりの低評価になります。あり得る可能性としては、たとえば「途上国の海外駐在」でしょう。

駐在でも年に1回日本に帰るなら、日本に住民票を置いたままにできます。だからカードローンでの借り入れもできるのですが、会社員・OLで年収100万円未満というのは、やはり相当な定収入と判断されます。

途上国の現地採用だと「月収8万円」というのも割とあるので、こういうケースはゼロではありません。これからさらに増えてくるでしょう。ただ、何にせよアルバイト・フリーターとは違って、サラリーマン・OLの年収100万円というのは、キャッシングでは審査落ちすることが多いです。

（10万円くらいなら借入可能かも知れませんが…）

銀行カードローンは貸金業法第13条の2第2項の規定の対象ではありません。つまり「年収の3分の1まで」という制限がありません。ということは、年収100万円でも、たとえば50万円などの金額を借りられるでしょうか。

結論を言うと、これは難しいです。銀行カードローンの審査はそもそも厳しいので、年収100万円くらいだと貸金業法第13条の2第2項の規定を超えることはなかなかできないのです。

ましてフリーター・アルバイトとなると、かなり難しいでしょう。ただ、下のような条件を満たしたら、フリーターの月収100万円でも、50万円程度借り入れすることは、できるかも知れません。

…という風です。以下、補足します。

銀行カードローンとか年収100万円とかフリーター…という条件を抜きにして「クレジットヒストリー」というのは極めて重要です。これは「実際に返済した」という実績なので、「能力」よりも高く評価されるのです（普通の仕事と一緒ですね）。

そして、「他社での返済実績」よりも「その銀行・業者」での実績の方が、より高く評価されます。ということで、銀行カードローンで借りる場合は、「その銀行を使っている」「その銀行が提供するクレジットカードなどのサービスを、長年利用している」という条件が、プラスになるわけです。

もちろん他社での借入・返済の実績も高く評価されます。「たくさん借りてたくさん返済するほどいい」ということｄすね。

フリーターでも、アルバイト先がお役所・官公庁などの場合、めったにクビになりません。これで年収100万円あったら、むしろ下手なブラック企業で務める正社員より、よほどいいわけです。

ということで、この場合は審査に通りやすくなります。また、さらに勤続年数が長い場合も有利。これが「数十年」などとなると、もう鉄壁です。

（地方の役所などの場合、公務員だった女性が結婚後もパートで残るなど、意外とこういうケースはあります）

…このように、好条件が揃っていれば、年収100万円のフリーターでも50万円などの限度額で借りられる可能性はあります。ただ、あくまで「野球選手なら年収1億円も稼げる」というくらい例外的なパターンだと思ってください。

（そもそも、これだけ信用されるレベルの人は、あまり借金をしないですしね）