キャッシングの繰り上げ返済(臨時返済)のやり方・注意点のまとめ

ルール

2016.06.07

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キャッシングを利用している時は、できるだけ繰り上げ返済(任意返済)をした方がいいです。つまり「追加でどんどん返済してく」ということです。

ただ、繰り上げ返済については注意点もあります。ここではカードローンの繰り上げ返済とやり方のポイントをまとめます。

繰り上げ返済しすぎに注意

「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」という論語の有名な言葉もありますが、これと同じで、カードローン・キャッシングでも繰り上げ返済をしすぎるのは禁物です。理由は下の通りです。

  1. 臨時返済によって、口座残高がなくなる
  2. 携帯料金などの引き落としに失敗する
  3. 個人信用情報にキズがつく
  4. かえってブラックリスト入りしやすくなる

ということです。繰り上げ返済するのは、少しでも利息総額を減らすだけでなく、クレジットスコアを高める効果もあります。しかし、そのせいで銀行口座の残高がなくなり、他のクレジットカードなどの引き落としに失敗すると、それでかえってクレジットヒストリーが悪化する…ということもあるんですね。

引き落としの失敗がなければいいが…

もちろん「支払いの引き落としに失敗しなければいい」というのはその通りでしょう。しかし、人間誰でもうっかりミスはあるものです。だからこそ、年収何億という野球選手でもエラーするし、軍隊の指揮官でも、何万人という兵士を死なせてしまうことがあるのです。

ましてクレジットカードや携帯料金の引き落としなど、失敗しない方が不思議と言ってもいいでしょう。ということで「うっかりミスは付きもの」と思っておいた方がいいです。そして、そういうミスを無くすには、「常に銀行口座の残高は、一定以上に保つ」という意識が必要なのです。

そのためには、繰り上げ返済・任意返済をしすぎるのは禁物ということですね。

口座残高が一定以上あれば、返済していい

逆に言えば「銀行口座の残高が、一定以上あれば、どんどん臨時返済した方がいい」ということです。どのくらいを一定というかは人それぞれでしょうが、自分で「これだけあれば、どんな支払いが来ても、引き落とせないことはない」と思える金額でいいでしょう。

そういう余裕さえあれば、任意返済自体はいいことですから、利子総額を減らすためにも、消費者金融でも銀行キャッシングでも、どんどん追加返済した方がいいです。

臨時返済は、ATMで簡単にできる

カードローンの臨時返済のやり方ですが、一番簡単なのはATMです。コンビニ・銀行のATMで自由にできるので、振り込みと同じ要領で操作します。

この時注意する点は「利用手数料がかかる場合がある」ということ。特に消費者金融の場合、提携コンビニATMはほぼすべて手数料がかかります。

提携コンビニATMでの返済で手数料がかからないのはプロミスだけ。それも、

  • ファミリーマート(Famiポート)
  • ローソン(Loppi)
  • ミニストップ(Loppi)

という限られた条件だけです。また、これらの店舗・端末でも「借り入れ」の時は有料になります。

というように、消費者金融の場合はほとんど提携コンビニATMが有料になるので、この点は注意してください。

銀行カードローンだったら、コンビニは無料

一方、銀行キャッシングを利用している場合、提携コンビニATMはほぼすべて無料です。有料になるのは、

  • みずほ銀行カードローン
  • 横浜銀行カードローン

など、一部の銀行カードローンのみです。(別に、みずほ銀行・横浜銀行が悪いというわけではなく、この両銀行は低金利な分、借入・返済などのサービスはあまり充実していないのです)

という例外はあるもの、銀行キャッシングの場合は、基本的に「提携コンビニATMが借入・返済ともに利用手数料なし」となっています。

消費者金融の提携銀行ATMは、大体有料

また消費者金融の利用手数料に戻りますが、提携銀行ATMの場合、これもほとんどが有料となります。無料になるのは、

  • プロミス…三井住友銀行

で借入・返済する時だけです。また、消費者金融ではなく銀行カードローンですが、新生銀行カードローン・レイクの場合は、新生銀行のATMがすべて無料となります。

なお、ノーローンもレイクと同じく「新生銀行グループ」ですが、ノーローンは「新生銀行のATMでも手数料が有料」なので注意してください。

ATM以外での臨時返済の方法

その他、ATM以外での臨時返済の方法をまとめると、下のようになります。

  1. インターネット返済
  2. 銀行振り込み
  3. 店舗返済

という風です。店舗返済は当然手数料がかかりませんが、出かけるのも面倒ですし、店舗が近くにないといけないですし、何かと面倒です。

銀行振り込みはATM返済とほぼ同じやり方ですが、手数料がかかります。(指定された口座に振り込むことで、返済するやり方です)

インターネット返済は銀行振り込みによる返済を「オンラインバンキングでやる」というもの。これは手数料がかからず、しかも24時間&年中無休返済できるという利点があります。

ということでATM返済以外ではインターネット返済が便利でしょう。ただ、利用している銀行で「ネットバンキング」の登録をする必要があります。(ゆうちょダイレクト、みずほダイレクトなど)

繰り上げ返済の別の呼び方、まとめ

以上、繰り上げ返済のやり方や注意点をまとめました。最後に繰り上げ返済の別の呼び方もまとめておきます。(別称が多いので)

  • 任意返済(好きに返済する、という意味)
  • 臨時返済
  • 追加返済
  • 早期返済
  • 自主返済

となります。ちなみにこの反対語は、

  • 約定返済(約束で定めた返済)
  • 定期返済
  • 通常返済

などと言われます。どの呼び方でも意味は同じと思ってください。

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