カードローン審査の年齢制限 ~消費者金融は69才、銀行は65才~
カードローンの審査にも当然「年齢制限」があります。キャッシング審査の年齢条件は、簡単にいうと下の通りです。
- 消費者金融…69才まで
- 銀行カードローン…65才まで
…という風です。そして例外は、
- 楽天銀行…62才まで
- 新生銀行カードローン・レイク…70才まで
…となります。これで年齢条件の情報としては十分ですが、さらに補足しましょう。
プランネルなら70才以上でも借入可能(79才まで)
プランネルという中小の消費者金融があります。ここの「フリーローン100」という上限100万円のカードローンの場合、79才まで借入可能なんですね。大手の消費者金融・銀行カードローンでは借りられない「70才以上」の人でも、借り入れできるということです。
もちろん「この年令でキャッシングに手を出していいのか?」という不安はあるでしょう。もちろん、その点はプランネルもしっかり審査しています。
認知症が入っているような方は当然、電話審査で察知されて融資不可となりますし、年金以外の収入がなく、経済的に返済は厳しいと判断される人であれば、これもやはり融資はできません。
高齢者に対するキャッシングというのは、下手に融資をすると大変な事態になりかねないので、審査する側もかなり慎重になる必要があります。そういうことで、大手の消費者金融や銀行カードローンは70才以上には融資していないのですが、プランネルはそこをカバーしているということです。
(もちろん、高齢者に融資すれば偉い、というわけではありませんが)
SMBCモビット・楽天銀行は年齢制限が低め
先に書いた「例外」を見ての通り、SMBCモビットと楽天銀行は、それぞれ他の業者・ブランド・銀行の平均よりも、年齢制限が厳しくなっています。理由はどちらも「若者向け」のためです。
SMBCモビットの対象利用者は、比較的若年層
たとえばSMBCモビットですが、SMBCモビットは「WEB完結申込」で人気のカードローンです。ネットのみ勤務先への電話連絡をなしにできるという徹底ぶりで、根ネットを駆使する若い世代にとっては、一番使いやすい消費者金融と言えるでしょう。
楽天銀行は、年配の利用者が少ない
楽天銀行スーパーローン(カードローン)の方については、言うまでもないでしょう。楽天銀行自体が比較的若い銀行で、高齢者の方などは楽天銀行の存在自体知らないということも多いでしょう(楽天はさすがに知っているでしょうが)。
そもそも、楽天銀行はネット専業銀行ですが、高齢者の方には「まだインターネットが使えない」という方も多いのです。そういう中で楽天銀行が65才まで融資対象を広げても、ほとんど応募者はいないんですね。
ということで、楽天銀行の年齢条件は「62才まで」となっているわけです。これは妥当な年齢制限と言えるでしょう。
新生銀行カードローン・レイクはなぜ「70才まで」なのか?
SMBCモビットと楽天銀行の年齢条件が若いのは、上のような理由です。しかし、レイクはなぜ70才なのか?という疑問を持つ人もいるでしょう。これは、
- レイクはそもそも、消費者金融に近い
- だから、「69才」でもおかしくない
- それが1年伸びただけ
…ということです。レイクはもともと「ほのぼのレイク」という消費者金融だったので、今でも審査基準や金利など、消費者金融のレベルの内容がいくつか残っているんですね。
もちろん、銀行カードローンなので消費者金融ほど審査に通りやすくはないですし、無利息期間が充実している点など、利息面でも他の消費者金融より安いです。
ただ、年齢制限に関してはこういう説明が一番納得が行くでしょう。
年金生活者(年金受給者)が申し込みやすいのは、銀行カードローン
年齢制限が消費者金融の方が上なので、「年金受給者(年金生活者)が申し込みやすいのは、消費者金融」と思うかも知れません。確かに、アルバイト・パートなど年金以外の収入がある人の場合、消費者金融の方が申し込みやすいです。
しかし、「年金以外の収入がない」人の場合、銀行カードローンでないと借りられません。消費者金融では「年金以外の収入がある」というのが融資条件なのです。
ということで、総合的に見ると、年金生活者が申し込みやすいのはむしろ銀行カードローンの方といえるでしょう。