信販系カードローンを比較 ~借入限度額・金利など~

比較

2015.09.12

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信販系カードローンというのは「本業がクレジットカードの会社」のカードローンです。クレジットカードのキャッシング機能で現金を引き出すことも言いますが、「キャッシング専用」のカードも、それぞれの会社が発行しています。

(買い物はできず、現金を借り入れするだけのカード、ということですね)

ここではそのような、信販系カードローンを比較します。金利・借入限度額など総合的にチェックしていきましょう。

信販系カードローンの金利一覧・比較

主要な信販系カードローンの金利を、一覧で比較すると下のようになります。

  • セゾンファンデックス…4.0%~17.8%
  • オリックス・クレジット…3.0%~14.8%
  • セゾンマネーカード…15.0%
  • オリコCREST…3.0%~14.8%

*セゾンファンデックスは「VIPローンカード」の金利です。

この数字だけを見ても、低金利か高金利かわからないと思うので、解説していきます。

普通のキャッシングでは、オリックス・クレジットが低金利

普通の人のキャッシングの場合、オリックスクレジットが一番低金利です。理由は「100万円未満」の時に「14.8%」という金利のため。多くの人の借り入れは「100万円以下」のはずなので、この時の金利が大事なのです。

100万円未満の時の適用される金利は「上限金利」です。「4.5%~14.5%」という数字の「高い方」ですね。

この上限金利だけ比較すると、上の4つのカードローンの中では、オリックスクレジットの「14.8%」が一番安くなっています。ということで、多くの人のキャッシングでは、オリックスクレジットが一番おすすめなのです。

次に低金利なのが、セゾンマネーカード

そして、次に低金利なのは「セゾンマネーカード」です。100万円以下の借り入れで「15.0%」という金利。先ほどのオリックスクレジットから「0.2%」の差しかありません。(これは、ほぼ同じ利息になります)

セゾンマネーカードの場合「上限金利・下限金利」というものはありません。借入総額がいくらであろうと「15.0%」で統一です。ある意味、一番わかりやすいカードローンです。

限度額も100万円までなので、金利を変動させる必要がないんですね。少額の借り入れでは、特におすすめの信販系カードローンです。

最高借入限度額で、信販系カードローンを比較

次に「最大借入限度額」で、これらの信販系カードローンを比較してみましょう。「最大でいくらまで借入可能か」という金額ですね。一覧にすると下のようになります。

  • オリックスクレジット…800万円
  • セゾンマネーカード…100万円
  • セゾンファンデックス…500万円
  • オリコCREST…500万円

このように、100万円~800万円まで、かなりのバラつきがあります。もともと信販系カードローンはキャッシングが本業ではないので、このようにそれぞれの金額が違うということですね。

最高借入限度額は、実はあまり関係ない

上のように一応比較しましたが、実はあまり最高限度額は意味がありません。というのは「どうせそこまで借りられない」からです。理由は、貸金業法第13条の2第2項の規定というルールになります。「年収の3分の1までしか借り入れ不可」というものですね。

この貸金業法第13条の2第2項の規定に従うと、上の信販系カードローンで限度額まで借りるには、下のような年収が必要です。

  • オリックスクレジット…2400万円
  • オリコCREST…1500万円
  • セゾンファンデックス…1500万円
  • セゾンマネーカード…300万円

…というように、「セゾンマネーカード」以外は、普通の人では最高限度額まで借りるのは無理なのです。普通の人がキャッシングできる金額は、せいぜい「200万円まで」なんですね。

また、それ以上借りることにも、メリットはないでしょう。200万円を超えた借金は、もはや「計画的な利用」を超えて「キャッシング地獄」に足を踏み入れています。

ということで、最高限度額が大きいかどうかは、それほど重要ではありません。それより「自分がいくら借りられるか」の方が重要なので、むしろ「審査基準がゆるめ」のカードローン会社を探した方がいいわけですね。

関連会社で利用実績があるカードは、審査に申し込みやすい

上にあげた信販系カードローンは、どれも「審査の基準が甘い・ゆるい」ということはありません。しかし、すでに関連会社のサービスを利用している場合、その借入・返済の実績が評価されるので、審査通過率が高くなります。

たとえばオリックスクレジットだったら「オリックス銀行」や「オリックス銀行カードローン」の利用実績があると、クレジットヒストリーが良好と評価されます。

また、オリコの場合みずほ銀行カードローンの保証会社(審査を担当する会社)でもあるので、みずほ銀行の利用実績がある程度影響するでしょう。

…というように、他の所で何かしらの借入・返済の実績を残していれば、そこがその申し込み者にとって「審査に申し込みやすい」信販系カードローンになります。

「申し込みやすい信販系カードローン」を探している人は、ぜひ参考にしてみてください。

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