大学生でも消費者金融・銀行カードローンでの借り入れは可能
学費を払うため、大学生がカードローンを利用する―。ということはよくあります。昭和の昔からこういうことはよくあったので、たとえば高田馬場周辺にある学生ローンの業者は、創業50年近い業者がたくさんあります。
さて、そのように歴史のある学生のキャッシングですが、現代の消費者金融や銀行カードローンでも、もちろん可能です。ここでは、銀行カードローンや消費者金融での学生借入について書きます。
消費者金融は、アルバイト収入がある学生なら全員OK
まず、大手の消費者金融は「アルバイト収入がある」「20才以上」という条件をクリアしていれば、基本的に誰でも借入可能となっています。これまでのクレジットヒストリー(借入実績)がなければ、大体10万円程度の限度額になることが多いですが、とりあえず融資はしてもらえます。
学生の融資の場合、大体10万円~30万円というところでしょう。大学生の場合、大体の用事はこのくらいの金額があれば足りるはずですし、もしこれでも足りないという場合、そもそもその用事や、お金が必要になった原因の方に問題があることが多いです。
(そもそも、本当に大学に通う必要があるのか、というところも含めて)
ということで、学生キャッシングの限度額は大体10万円~30万円程度ですが、とりあえず消費者金融なら条件を満たせば、学生の融資は可能です。
銀行カードローンは、学生借入ができないところもある
消費者金融に対して、銀行カードローンは学生キャッシングができないところが一部あります。主要な銀行カードローンの中では、下のような銀行です。
- オリックス銀行
- 三井住友銀行
- 横浜銀行
- イオン銀行
特に三井住友銀行というのは少々意外かも知れません。こういうメガバンクは幅広く、誰にでも融資しているというイメージがあるでしょう。オリックス銀行に関しては、もともと「年収200万円」というのが申し込み条件として設定されていた過去もあるくらいなので、キャッシングの知識がある人にとっては「想定内」かも知れません。
横浜銀行については地方銀行なので、学生融資に対して厳しいというのは、何となく納得が行くでしょう。基本的に地方銀行や信用金庫の方が審査が厳しいものです。(代わりに地元の企業がピンチになった時、助けてくれるのは地方銀行・信用金庫の方ですが)
イオン銀行については、「主婦がメインの客層」というイメージがあるので、学生キャッシングに対応していないというのは、何となく納得できるかと思います。
学生専用ローンは、金利も審査基準も変わらない
冒頭にも書いた通り、特に東京の高田馬場を中心に「学生専用ローン」という中小業者さんがいくつか存在します。結論を言うと、これらの学生専用ローンは、別に金利が安くなったり、審査に通りやすくなったりしません。
学生専用というといかにも金利が安くなるイメージがあるかも知れませんが、実際には大手の消費者金融と変わらない金利です。むしろ「少し高め」ということすらあります。
中小業者は、借入・返済をATMでできないのが不便
学生専用ローンに限らず、中小の消費者金融の不便なところは「借入・返済でATMを利用できない」という点です。一応専用ATMを持っている業者もありますが、「東京に2台だけ」とか、そういう業者が多いです。つまり「実質使えないに等しい」ということです。
では、ATMで返済・借入できないなら、どうやるのか。これは普通の「銀行口座間の振り込み」でやり取りするのですが、当然「事前連絡」が必要です。でないと、たとえば返済しても「何ですか?この振り込みは」となるからですね。
というわけで、返済するときは「今日、5000円返済します」という電話連絡を、業者にしないといけないのです。当然3000円などの少額で連絡するのはためらわれるので、自然と「最低でも5000円~7000円程度貯まってから」となります。
返済が不便だと、完済するのが遅くなる
そうして貯めているうちについつい使ってしまい、結局返済がのびのびになる…ということがよくあるのです。これに対して、大手の消費者金融はコンビニ・銀行やそれぞれの専用ATMで自由に返済できますから、極端な話「1000円だけ」でも返済できます(しかも手数料なしで)。
どちらが早く完済できるかは言うまでもないでしょう。こういう理由で、学生専用ローンに限らず、中小の消費者金融はおすすめできないのです。
まとめ ~学生キャッシングは大手の消費者金融が一番いい~
ということで、まとめると「学生借入は、プロミス・アコムなどの大手の消費者金融で申し込むのが一番いい」ということになります。特にアコム・プロミス・レイクなど「初回30日間無利息」で借りられる業者・ブランド・銀行がいいでしょう(レイクは新生銀行のカードローンです。消費者金融ではなく)。
30日間無利息で借りると、5ヶ月の間はトータルの利子総額が銀行カードローンよりも安くなります。利息の面でもメリットが大きいので、ぜひこれらの消費者金融で借りるといいでしょう。