求職中の人は、キャッシングの代わりに職業訓練受講給付金もおすすめ!
求職中は「無職」ということで、カードローン審査に通りにくくなります。何かアルバイトを始めたら別ですが、そうでなければ、無職のままではキャッシング審査は通りません。
しかし、こういう時こそお金が必要なもの。給料がないのだから当然です。こうしたピンチをしのぐには、「求職者支援制度」を活用するのもおすすめです。
求職者支援制度とは?
求職者支援制度とは、下のような内容です。
- 対象者…求職中の人
- 条件…失業保険の受給資格がないor終了した
- 内容…職業訓練を実施する&給付金を出す
…というものです。手っ取り早く言うと「給付金がもらえる」ということですね。
「給付」なので、「融資」ではありません。つまり「返済しなくていい」ということ。失業中の人にとって、これはありがたい制度でしょう。この給付金を「職業訓練受講給付金」と言いますが、この詳細をまとめます。
職業訓練給付金とは?
職業訓練受講給付金は、下のようなお金をもらえます。
- 月々の生活費、10万円
- 職業訓練に通う交通費
- 職業訓練は無料
かなり至れり尽くせりですが、もちろん職業訓練はそれなりに頑張らなければいけません。何より、その後の再就職が大変ですから。期間は「3~6ヶ月」なので、その期間に再就職できるだけのスキル・対人能力を身につける必要があります。
職業訓練受講給付金をもらえる条件
職業訓練受講給付金をもらうには、条件があります。一覧にすると下の通りです。
- 失業保険の受給資格がない(もらえない)人
- 収入が月8万円以下の人
- 世帯収入が25万円以下の人
- 世帯(家族)の金融資産が300万円以下の人
- 自宅以外の不動産を持っていない人
- 職業訓練に8割以上出席できる人
- 家族が職業訓練受講給付金を受けていない人
簡単にいうと「一定以上のお金がない人」「しっかり職業訓練を受ける人」ということです。また「家族全体で見られる」というのもポイントですね。
- 世帯の収入・資産
- 家族で職業訓練を受けている人の有無
をチェックされる点でも、それがわかります。要は「世帯」を救うためのルールであって「個人」のための措置ではないんですね。もちろん、一人暮らしだったらその人個人が「世帯」なので、その点は問題ありません。
親と同居している人の場合、この「世帯年収・資産・不動産」の部分で引っかかるかもしれません。しかし、引っかかるということは「それなりに経済的な余裕がある」ということですから、むしろ喜ぶべきことでしょう。
職業訓練受講給付金でなく、キャッシングがいい場合
- 職業訓練受講給付金が便利なことはわかった
- しかし、職業訓練に通いたくないから、受けない
…という人もいるでしょう。実際、お役所が用意する職業訓練がどこまで稼ぐのに役立つか、フリーランスの私としては、わからない部分もあります。そのため「職業訓練を受けず、普通にキャッシングでお金を借りる」という選択肢は、十分ありでしょう。
ただ、この場合冒頭にも書いた通り、「失業中=無職」なので、カードローン審査に通るのは難しいです。そのため、何かしらアルバイトをする必要があります。
アルバイトをすれば、職業も年収もある
アルバイトをすれば、現時点の職業は「アルバイト・フリーター」と書くことができます。また、勤務先への在籍確認も受けることができます。
「まだ稼いでないけど、年収はどうなる?」という疑問もあるでしょう。これは、前職のものを書いて大丈夫です。というのは、キャッシング審査や税金の世界では、年収というのは「昨年度の年収」のことを指すからです。
なぜ「今年の年収」ではないのか?
この理由はシンプルで「今年の年収は、まだ確定していない」ということ。今11月だったとしても、12月にドカンと大金が入るかも知れません。
もちろん、サラリーマン・OLやアルバイト・パートの人の場合、そんなことはめったにありません。しかし、とりあえず可能性としてはあるので、「今年の年収は確定していない」わけです。「12月31日」でも。
というわけで、昨年の年収でカードローン審査も受ける。ということは、
- 前職の安定した収入がある
- 今はアルバイトもしていて、在籍確認も取れる
…という条件になるので、審査通過率はぐっと高くなります。もちろん、「今の前の会社で勤務している」という条件よりは不利ですが、それでもかなりの確率でキャッシング審査に通るようになるでしょう。
(実際に通るかどうかは、その人の個人信用情報など、総合的な条件も関わりますが)。