水商売のカードローン審査は、年収1000万円でも落ちることがある?
水商売の人のカードローン審査は高収入でも通らない…ということがたまにあります。ある体験談・口コミでは「年収1000万円でも審査落ちした」ということも。
この原因は「水商売だから」ではありません。なぜ水商売の人は高収入でもキャッシング審査に落ちることがあるのか、その理由を説明します。
水商売の人は、ブラックリスト入りしていることが多い
まず、水商売という業界は、圧倒的に「ブラックリスト入りしている人」の人数が多いです。おそらく「年収1000万円でもカードローン審査に落ちた」という人もそうだったのでしょう。
「ブラックリスト入りしていなくて、年収1000万円なのに審査落ちする」ということは、ほぼ確実にあり得ません。そんな「お金のなる木」を、カードローン会社が見逃すわけがないからです。
返済トラブルを起こしたら、高収入でも審査落ちする
推測ではありますが、おそらくその女性(男性)は、過去に大きな返済トラブルを起こしていたはずです。
- クレジットカードの強制解約になった
- 61日を超える、長期の遅延・延滞をした
- その他、悪質な行為をした(クレジットカードの現金化など)
…ということです。もっと重度なものだと、個人再生・自己破産などの債務整理もあります。これらの履歴が過去にある場合、たとえ年収1000万円だろうと、当然のごとく審査落ちします。
カードローン審査はクレジットヒストリーがすべて
最近「人は見た目が9割」のように「○○が9割」が流行っています。そして、キャッシング審査ではクレジットヒストリーが9割…というよりほぼ全てと言っていいでしょう。
「他の条件が悪くても、クレジットヒストリーだけで審査に通る」ということは確かにありません。どんなに最高のクレジットヒストリーでも、やはり9割まででしょう。
しかし「悪い方」は別です。過去に自己破産などをしている場合「10割」の確率で、カードローン審査に落ちるようになっています。年数には制限がありますが、自己破産の場合は大体7年~10年ですね。重度の遅延・延滞などは、5年程度でOKな場合もあります。
とにかく、この年数の範囲内だと、悪いクレジットヒストリーは「100%審査落ちする」原因になります。絶対に100%とは限りませんが、ほぼ100%と言っていいでしょう。そのくらい、クレジットヒストリー(の悪い方)というのは、審査結果を左右するのです。
…と、主に「悪い方」について書きましたが、良い方のクレジットヒストリーも、審査に通る大きなプラスになります。年収が少ない、職業が不安定などの悪条件があっても、これまでの個人信用情報の内容が抜群にいい場合、それで審査に通ることは多いです。
どんな世界でも、大事なのは潜在能力よりも「実績」ですからね。そういう点では、カードローン審査というのは非常にフェアだといえます。
クレジットヒストリーを改善するにはどうすればいいか?
このようにクレジットヒストリーが大事ということがわかったら「どうすれば改善できるか?」という方法が知りたくなるでしょう。一番簡単な方法は「審査が甘いクレジットカードを発行する」ということ。そして、そのクレジットカードで借入・返済の実績をどんどん積み重ねる…ということです。
審査が緩いクレジットカードとは?
審査が緩いクレジットカード―。これはまず「ハウスカード」というものがあります。「特定の会社の商品・サービスにしか使えない」というカードですね。使い道が限定されているため、簡単な審査で発行できるのです。
たとえばマルイでしか使えないエポスカードなどがそうですが、まずはこうしたハウスカードを発行しましょう。そして、そのカードでガンガン買い物をして、借入・返済の履歴を改善していけばいいのです。
過去に返済トラブルを起こしていても、最近ガンガン借り入れしていて、遅れずに返済していればそれで評価が高まっていきますからね。これでクレジットヒストリーは改善できます。
プリペイドのクレジットカードも効果的
ハウスカードよりさらに審査が甘い(と言うより審査がほぼない)クレジットカードが「プリペイドカード」です。VISAやMasterとして使えるのですが、「事前に現金で入金した分」しか使えないカードです。
使う分を現金で入金するので、審査などほぼ不要です。「ええ、現金さえ用意してくれるなら、私どもはいくらでもカード発行しますよ」というような感じですね。
ということで、普通のVISAやMasterの審査には通らないような人でも、これらの国際ブランドのカードを持つことができます。そして、プリペイドとはいえ、その利用実績はしっかり記録されます。
「返済」こそないものの「入金・利用」の実績は残るので、「ふーん。この人、これだけお金持っているんだ」ということは、Master・VISAの会社に伝わります。そうして、これらのクレジット会社の中での、その人のクレジットスコアが高まっていくのです。
というように、ハウスカードよりさらに審査が緩いクレジットカードを探している場合は、プリペイドを使いましょう。(ただし、より大幅にクレジットヒストリーを改善できるのは、ハウスカードの方です)