主婦キャッシングで、返済できずに滞納・遅延するとどうなる?
主婦キャッシングで、返済できずに滞納するとどうなるか―。ポイントをまとめると、下の通りです。
- 基本、自分の携帯にしか督促電話は来ない
- 延滞を繰り返すと、自宅にも電話・ハガキが来る
- それでも延滞したら、債権回収会社が出てくる
- 主婦独特のルールはない(夫への請求などはない)
…ということです。もっと簡単に言うと、
- よほど滞納しまくらなければ、大丈夫
- 主婦でも、他の人のルールと同じ
…となります。以下、詳しく説明します。
督促電話は、自分の携帯にしか来ない
基本的に、主婦キャッシングでも他の職業の人でも、滞納した時は督促電話が来ます。ただし基本的に「自分の携帯電話」にしかかかって来ません。自宅の固定電話にいきなりかかって来る…ということは、まずないと考えてください。
そして、その自分の携帯への連絡に、誠実に対応していれば、そのまま自宅への連絡は何もなく、解決します。もちろん「誠実に対応」というのは、約束した「次の返済日」までに、必ず返済するということです。謝ればいいというわけではありません。
(もちろん、謝らないより謝った方がいいですが)
次の返済日も遅れると、自宅にかかって来る?
これも状況・条件によります。たとえば下のような条件だと、二度目から自宅の固定電話にかかって来る(あるいはハガキが郵送される)ということが多いです。
- 借入総額が大きい
- 過去にも滞納したことがある
- 借り入れ始めて、まだ間もない(実績がない)
…という状況・条件です。要は「信用がない」ということですね。同じ主婦キャッシングでも信用がない場合は、こうした督促が厳しくなるわけです。
逆に言えば、信用されあれば二度目の返済日にも遅れてしまった場合も、やはり自分の携帯への連絡だけで「三度目の仏の顔」まで、我慢してもらえます。
(もちろん、もう一回やったらさすがに自宅の電話にも督促が来くることが多いです)
悪質な遅延・延滞の場合、債権回収が入る
自宅への督促電話やハガキで、度重なる催促をされたにも関わらず、それでも遅延・延滞を続けた―。という悪質なケースでは、いよいよ「債権回収会社」が登場することがあります。
ここまで来ることはめったにありませんが、債権回収会社が登場する条件を書くと、下のようになります(主婦キャッシング以外でも共通です)。
- キャッシング総額が多い
- 督促電話に対する態度が悪かった
- 数ヶ月にわたって、返済が滞っている
…というようなケースです。ここまで来たら「キャッシング破産寸前」なので、普通の人はめったに行かないでしょう。また、ただ返済が止まっているだけで態度が悪いというわけではない場合、良心的な業者だと、あちらから債務整理を提案してくる場合もあります。
消費者金融や銀行カードローンというのは、一定数の貸し倒れは最初から計算して利息を設定しています。そのため、最悪自己破産になってもいいのですが、やはり自己破産されるよりは、債務整理によって、少しでも回収できた方がいいのです。
また、まだ完済の見込みがある人の場合、おまとめローン(返済計画再編のための融資)などで他社に持っていかれるよりは、自分のところで確保した方がいい、ということもあります。
というわけで、態度が悪質でない限りは、多少滞納をしていても債権回収会社が登場するまでには至りません。ここまで来たら、相当なレベルだと思ってください。
(ほぼ確実に債務整理をした方がいいです)
滞納に関して主婦キャッシング独特のルールはない
冒頭にも書いた通り、返済の滞納に関して、「主婦の借り入れ独特のルール」というものはありません。たとえば、
- 夫・旦那に代わりに請求される
- 夫・旦那の職場に連絡される
- パート先に電話連絡される
…というようなことですね。これらはすべて銀行法・貸金業法で禁止されていることなので、完全に違法です。そのため「心配ない」を通り越して「絶対無い」というレベルです。
(少なくとも、大手の銀行カードローン・消費者金融であれば、確実にありません)
滞納する前に電話連絡するのが最重要
とりあえず、返済日に間に合わないということは、本人が一番わかっているはずです。これは主婦キャッシングでもサラリーマン・OLの人などの借り入れでも同じですが、必ず「事前連絡」をしましょう。
返済日の前に事前連絡をするだけでも、印象はまったく違うのです。これは実社会のビジネスや友達付き合いでも同じでしょう。
何だかんだで、キャッシング審査や返済の督促でも「印象」は大事です。理由は「印象を気にする人の方が、まじめに返済する率が高い」からです。「この人は、今回は滞納したけど、今後は返済してくれるだろう」と思ってもらえたら、手綱をゆるめてもらえるんですね。
逆に「こいつはもう信用できん」と思われたら、そこから督促が厳しくなった理、最悪「一括請求」となることもあるのです(強制退会などもあります)。
ということで、人としての礼儀を、カードローンの遅延の際にも忘れないようにしてください。もちろん、一番いいのはそもそも遅延・延滞しないことですが…。