パチンコにハマって、学生専用ローン『カレッヂ』から20万円借り入れした体験談
大学時代、パチンコにハマって借金を作ってしまいました。自分の体験談の内容は、下の通りです。
- 性別…男性
- 当時の年齢…21才
- 当時の職業…大学生
- 借り入れ先…学生専用ローン「カレッヂ」
- 借金の合計額…20万円
- 借金の原因…パチンコ
初めてのパチンコで大勝ちして、バイトが馬鹿馬鹿しくなった
大学3年の時、友達に誘われて初めてパチンコをしました。その時、ビギナーズラックだったのか、いきなり7万円勝ってしまったんですね。
日給7万円なんて、夢のような世界をいきなり体験してしまったのです。その頃はファミレスでバイトしていて、時給は950円。一人暮らしの家賃などを半分自分で払っていたので、生活は結構ギリギリでした。
大学とバイトの往復の毎日で、友達とパチンコをやるまでは、それに何の疑いも持っていませんでした。
しかし…1回「濡れ手で粟」の大金を掴んでしまうと…、もうダメですね。翌日から、ファミレスのバイトが死ぬほど退屈に感じられました。また友達にパチンコに連れていってもらい、ここからどんどん借金が増えていったのです。
4回目まで、連続で数万円勝ち続ける
自分が学生だったからか、ギャンブルにハマる人はみんな同じなのか、1ヶ月でパチンコに行きまくりました。下品な表現ですが「さかりのついたサル」みたいな感じで、ちょっとした熱病でしたね、あれは。
友達がその頃たまたま「当たる攻略法」を身につけていたおかげで、しばらく一緒に、かなり勝たせてもらいました。2回目からも、2万、6万、4万…という風に、連続で勝ち続けていました。
もう本当に「就活も要らないんじゃね?」という勢いでした。最初の1ヶ月で月収50万を超えたら、そのままパチプロになろう…なんて考えていたくらいでした。
その後負け続け、1ヶ月で家賃がなくなる
そして、本当にコピペみたいな結末ですが、4回目から自分も友達も負けが混むようになりました。取り戻すために注ぎ込む、負ける、注ぎ込む…。
この繰り返しでドツボにハマり、8回目か9回目の勝負で、とうとう来月の家賃までなくしてしまいました。「家賃くらい残さなければいけない」というのはわかっていたんですが、もうこの時には軽く自暴自棄になっていたのです。
(判断力をなくすというのは、本当に怖いですね。いかに、人間の日常生活が「判断力」で成り立っているかを、痛感しました)
親には言えないし、バイトは辞めてしまっていたし、大学の単位はまだ結構残っているし…、ということで、ひとまずお金を借りようと思いました。
日頃から見慣れていた、学生ローンで借りる
高田馬場の駅を使ったことがある人は、知っているかも知れませんが、あの駅前にはものすごくたくさんの「学生専用ローン」の会社があるのです。かなり大きな看板で、センスはダサいですが、すごく目立ちます。
大学生活が始まった当時は少々驚きましたが、3年も生活しているとすっかり馴染んで、それらの会社で借りるなら、特に何の抵抗も感じない、という状態になっていました。
というわけで、アコムなどの大手ではなく、その学生専用ローンの1つの「カレッヂ」という会社さんで借りました。理由は、そこの看板をいつも見ていて「Since○○」と何十年も続いている会社だとわかっていたので、「多分怪しくないだろう」と思ったのです。
直接来店で審査、目的は「パソコン購入」
目の前に店舗があるので、電話で申し込むより来店の方がいいな、と思いました。何となく、その方が誠意を見せられる気がして、たくさん借りられそうな気がしたので…。
普段の、同じ大学の学生がうようよいる時期だったら絶対嫌でしたが、当時は盆休みだったので、みんな帰省していました。(自分は、交通費がなくて帰省できませんでした)
ということで、誰かに見られる心配も少なかったし、抵抗なく店舗に入れました。店舗に入ると、学生証・銀行のキャッシュカード・パスポートなどを提出しながら、いろいろ書類を書いたり、質問に答えたりしました。
(まだ免許を取っていなかったので、身分証明書はパスポートを出しました)
借り入れの目的は、正直に答えたらまずいと思い「ノートパソコンを買うため」と答えました。学生がキャッシングする時の定番の理由みたいですね(あとは学費とか)。
この辺は特に疑われませんでしたが、自分の信用というより、多分「確かに本人がこういう目的だと言った」という事実さえあればいいのかな、という気もしました(わかりませんが)。
とにかく、20万円の審査はあっという間に通りました。家賃を自分で払うくらいなので、年収は学生にしてはかなりあったし、「家賃を自分で払っていて…」と話すと、割と信頼してくれたようです。
(これは事実なので、説得力があったと思いますし)
就活をしながら、在学中に完済
その後、就活が始まったため完済には少々時間がかかりました(単位も結構取っていなかったので…)。しかし、在学中にはカレッヂは完済すると決めていました。
というのは、何となく「卒業した途端に、金利が高くなる」というイメージがあったからです。実際には、別に卒業しても何も変わらなかったらしいですが…。
とにかく、あの頃は無知でそう思い込んでいたので、卒業前には完済しようと、最後の数ヶ月、バイトを入れまくって頑張りました。卒業旅行も行ってません。
自分はすぐに負け始めたため、パチンコは1ヶ月で足を洗うことができました。もしあれが長期間続いていたら、パチンコ自体が習慣になっていたと思うので、すぐに辞められなかったでしょうね。
そういう点では、序盤でお金を失って、本当によかったと思います。