最短即日融資と高額キャッシングの審査基準の違い・まとめ
最短即日融資と高額キャッシングは、審査基準が違います。年収など「審査する項目」は同じですが、その厳しさが違う…ということですね。ここでは、高額キャッシングと最短即日融資の審査基準の違いをまとめます。
最短即日融資できるのは、最大でも200万円程度
最短即日融資でキャッシングできるのは、最大でも200万円程度の金額です。「200万円でも十分」という人がほとんどでしょうが、基本的に、この金額まで最短当日借入できる人はめったにいません。
消費者金融で「収入証明書なし」で借りられるのは「50万円」ですから、消費者金融の最短即日借り入れの場合、初めてキャッシングする人だと50万円まで。経験のある人でも「100万円まで」というところです。
これは銀行カードローンでも同じで、三菱UFJ銀行・りそな銀行などは「100万円から年収証明書必須」となっています。このラインから審査が厳しくなるので、最短当日キャッシングできるのは「100万円まで」と考えた方がいいでしょう(ほとんどの人の場合)。
200万円というのは、「300万円まで収入証明書不要」という、他の銀行カードローンの場合です。あるいは、かなり年収が多く、職業も安定していて、クレジットヒストリーが良好という「めぐまれた条件」の人です。
そういう好条件でようやく「最短即日借り入れできるのは200万円まで」ですから、高額融資の最短当日キャッシングというのは、基本的に珍しいと考えてください。
300万円の最短即日借り入れの場合、日数がかかる
多くの銀行カードローンが「300万円までは所得証明書なしでOK」となっています。しかし、では300万円を簡単に借りられるかというと、そういうことはありません。
銀行カードローンで300万円の融資を申し込んだ場合、数日~1週間程度、融資までかかるということもあります。これもやはりその人のクレジットスコア次第で、「年収が高い・職業が安定している」などの条件が良ければ良いほど、短い日数で借り入れできるようになります。
そのため「数百万円の借り入れだと、何日かかる」ということは言えません。ただ、「高額キャッシングは、当日中に借りるのは難しい」というのは確かでしょう。
借入可能金額は、年収の3分の1まで?
カードローンでの借入可能金額ですが、最短即日キャッシングの場合は基本的に「年収の3分の1まで」です。初めてのキャッシングの場合、もっと安くなる場合もあります。(借入・返済の履歴がないので、信用度が足りないわけですね)
というように「年収の3分の1まで」という貸金業法第13条の2第2項の規定のルールは、最短即日借り入れの方が重視されて、守られます。しかし高額キャッシングになると貸金業法第13条の2第2項の規定を超えて融資されることが多くなります。
高額借り入れの場合、貸金業法第13条の2第2項の規定が関係ない?
たとえば300万円を銀行カードローンから借り入れる場合、貸金業法第13条の2第2項の規定のルール(年収の3分の1まで)に従うなら、「年収900万円が必要」となります。しかし、そこまでの高収入がある人は、めったにいないですよね。
にも関わらず、大部分の銀行カードローンが「300万円までは年収証明書不要」ということで、かなりの人数を、300万円に近い金額まで融資しようとしている―。ということは「年収900万円なくても、300万円の融資は可能」ということなのです。
最大で、年収の半分まで借りられる
銀行カードローンは消費者金融と違って、貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)です。つまり、年収の3分の1までというルールは関係ありません。そのため、理論的には「年収の半分」くらいまでは借入可能となっています。
実際、たとえば新生銀行カードローン・レイクなどのお借入診断を試してみても、「年収の半分まで」の金額で「ご融資可能と思われます」と出ます。というように、銀行カードローンだったら、「年収の3分の1まで」という制限はなくなる場合もあるのです。
あくまでその人の信用度次第ですが、とにかく高額借り入れに関しては、ここでも「最短当日キャッシングと審査基準が違う」と言えるでしょう。
最終的に問われるものは同じ
以上、最短即日キャッシングと高額借り入れの融資基準の違いについて書きました。しかし、最終的には同じです。要は、
- 年収が多い
- 職業が安定している
- 借入残高が少ない・借入件数が少ない
- 個人信用情報に問題ない
- 自宅情報が良好
…などの条件を満たしていればいいわけですからね。細かい違いこそあるものの、根本的な部分は一緒と考えてください。