カードローンに申し込んでおくと、お金が必要な時に役立つ
カードローンでお金を借りる予定がなくても、申し込みして審査だけ終わらせておくと、どこかで役立ちます。いざという時、すぐにお金を用意できる選択肢があるといいので、キャッシング審査だけでも、受けておくことをおすすめします。
小さな遅延・延滞でもクレジットスコアの汚点になる
誰でも携帯料金の支払いやクレジットカードの引き落としなど、いろんな支払い・返済の遅延・延滞を経験していると思います。これらはすぐに払えば大したことないと思っているかも知れません。
確かに、督促電話こそあまりかかってきませんが、これらは立派に、あなたのクレジットヒストリーのマイナスとなっています。クレジットヒストリーというのは、その人のこれまでの借入・返済の履歴を記録しているものですが、これが悪くなるということですね。
クレジットスコアが低くなると、あらゆる審査で不利
このクレジットヒストリーを点数化したものを「クレジットスコア」といいます。日本語でいうと「信用度」に近いです。で、このクレジットスコアが低いとどうなるか―。住宅ローン・分割払いなど、あらゆるローンや借金の審査に、通りにくくなるのです。
消費者金融や銀行カードローンなどのキャッシングの審査だったら、別に関係ないからいい、という人が多いでしょう。しかし、真面目な商品の分割払いや、住宅ローン・自動車ローン・学資ローンなどで借り入れ不可となると、少々困るのではないでしょうか。
お金がない時に借り入れできると、遅延・延滞がなくなる
ここまで書いた通り、何かの返済で遅延・延滞するというのは、非常に問題があります。この点、お金がない時にいつでもキャッシングできるようにしていると、こうした遅延・延滞をすることがありません。
つまり、クレジットヒストリー(個人信用情報)にキズがつくのを、未然に防ぐことができるのです。こうして安定したクレジットスコアを保持していれば、そのうち住宅ローンなどの審査を受ける時に、必ずプラスになるでしょう。
急ぎで借りたい時、審査に通るとは限らない
「お金が必要になったら、その時借りればいいわ」と思っている人もいるかも知れません。しかし、このように「急ぎで借りたい」という場面では、審査に通るとは限らないのです。
まず、土日・祝日・夜間などは最短当日審査をしていないことが多いです。消費者金融は土日・祝日でも夜9時(21時)まで最短即日審査していますが、銀行カードローンは夜間審査はしていないことが多いです。
また、夜間だけでなく、そもそも土日キャッシングに対応していない銀行カードローンが多いです。土日借入可能といっていても「その銀行の口座が必要」ということが大部分。銀行口座なしでもOKなのは(土日融資可能なのは)三菱UFJ銀行・三井住友銀行・新生銀行くらいです。
…というように「急ぎでお金が必要な場面で、最短即日借り入れする」というのは、実はかなり難しいのです。そういう風に慌てている時は、交通事故なども起こしやすいですし、イライラして人間関係を壊してしまう…ということもよくあります。
そのようなムダなストレスを抱えないためにも、「お金が必要になったらすぐキャッシングできる」という態勢を整えておくといいでしょう。
複数の業者・クレジットカードの申し込みはやめる
このように「いざという時の備え」は必要ですが、これは1つあれば十分です。複数の消費者金融や銀行カードローンでローンカードを発行したり、クレジット会社でクレジットカードを作ったりすると、トラブルの元なので気をつけましょう。
何がトラブルになるかというと、このように多くのクレジットカード・ローンカードを発行していると、管理が大変なのです。たとえば最近の空き巣は「気付かれないように5000円だけ盗む」などのことをよくします。
そして、こういう空き巣は「1枚だけクレジットカードを盗む」などの行為もよくするんですね。使ってなさそうなカードを選んで盗むのです。そして、しばらくしてからネカフェなどで使えるかどうかパソコンで試してみて、まだ停止されていないようなら、一気に買い物する―。という手口を使うのです。
これはあくまで一例ですが、このようにクレジットカードやキャッシングを複数申し込む・しかも使っていない…、という状態は危険です。念のための申し込みは重要ですが「一つの業者だけ」にしておきましょう。
以上「転ばぬ先の杖」としてのカードローンの申し込みについて書きました。キャッシング審査というのは多くの人が思うほど怖いものではないので、安心して受けてみてください。