Fマネーカードの金利は『50万~100万円』なら、消費者金融より安い
Fマネーカードの金利は、実質年率で「4.4%~17.8%」。これは、大手の消費者金融より「ほんの少し」安いという金利です。少しではありますが、低金利なのはメリットでしょう。
何よりFマネーカードの金利のメリットといえるのが「借入金額ごとの金利が、ハッキリわかっている」ということ。消費者金融はこれがわからないので、その点、Fマネーカードの金利は優れているといえます。
借入金額ごとのFマネーカードの金利一覧
借入限度額ごとに、Fマネーカードの適用金利を一覧にすると、下のようになります。
- 30万円…17.8%
- 50万円…15.8%
- 100万円…13.8%
- 200万円…11.8%
- 300万円…7.8%
- 400万円…5.8%
- 500万円…4.4%
…という風です。たとえば「40万円」の場合は「30万円」の金利、「150万円」の場合は「100万円」の金利が適用されます。
Fマネーカードは、消費者金融より低金利?
消費者金融は、基本的に「100万円までは、上限金利」が適用されます。上限金利というのは「4.7%~18%」というような数字の「高い方の金利」です。
そして、消費者金融の上限金利はほとんど「18.0%」となっています。プロミスのみ「17.8%」です。
つまり、消費者金融は「30万円・50万円」などの借り入れでも「18.0%」という金利なんですね。これに対して、Fマネーカードは「50万円以上は15.8%」と、大幅に安くなっています。
50万円~100万円なら、Fマネーカードがおすすめ
このように「50万円を超えたら、大手の消費者金融より大幅に安くなる」ということから、「50万円~100万円」の金額帯では、Fマネーカードの方が低金利だといえます(大手の消費者金融より)。
消費者金融のキャッシング審査でも、50万円以上というのは、初めてのキャッシングではなかなか借りられません。大抵は50万円が上限です。
ということで、多くの人の初めてのキャッシングではあまり関係ない金額かも知れません。しかし、もし50万円以上借りたいということであれば、Fマネーカードの方が、消費者金融より低金利で借りられます。
実は「30日間無利息」の消費者金融の方が安い
このように書いたものの、実は「初回30日間無利息」というシステムが、消費者金融にはあります。全ての消費者金融ではなく、プロミス・アコムのみですが。
実はこの「30日間無利息」で借りると、最初の7ヶ月ほどは、消費者金融の方がFマネーカードよりも低利息になります。「最初の1ヶ月の利息がゼロになる」というリードが、しばらく続くからです。
実際、どのように両者の利息差が発生し、縮まっていくのかシミュレーションしてみましょう。
Fマネーカードと30日間無利息の消費者金融の比較
仮に「10万円を1ヶ月借りる」としましょう。この時、Fマネーカードと消費者金融(アコム・プロミス)の金利は、下のようになります。
- 消費者金融…1500円
- Fマネーカード…1300円
どちらも「約」ですが、大体この通りです。つまり「差額200円」ですね。
- 最初の1ヶ月で、消費者金融が「1300円」リードする
- それを、毎月200円ずつ、Fマネーカードが追いついていく
…という風です。これだと、「7ヶ月経った後、Fマネーカードの方が低利息になる」という計算です。大体6ヶ月半くらいですが、「7ヶ月」と考えていいでしょう。
少額融資であれば、消費者金融の方が低利息
要は「7ヶ月で完済する」なら、Fマネーカードよりも消費者金融の方が利子総額が小さいということ。つまり「7ヶ月で完済できる小口キャッシング」というのが条件なんですね。そうした小口借入であれば、消費者金融の方が低利息で借りられます。
プロミス・アコムでなければダメ
ただし、これは「初回30日間無利息」で借りた場合なので、「30日間無利息」というシステムがないSMBCモビット・アイフル・ノーローンなどではダメです。あくまで「アコム・プロミスのみ」です。
プロミス・アコム以外だと、新生銀行カードローン・レイクが30日間無利息をやっています。レイクの金利は消費者金融と同レベルなので、利息差の計算も、先に書いたものと同じになります。
…というように、「30日間無利息」というシステムがある業者・ブランド・銀行で借りるなら、Fマネーカードよりそちらの方が低金利です。しかし、それ以外のSMBCモビット・アイフルなどの消費者金融で借りる場合は、Fマネーカードの方が低利息といえます。
最後の決め手は、最短即日融資が必要かどうか
というようにSMBCモビット・アイフル・ノーローンよりは低利息と言えるFマネーカード。最後の決め手は「最短即日借り入れが必要かどうか」でしょう。
Fマネーカードは最短当日キャッシングができません。最速でも翌日で、一般的には10日程度融資に時間がかかります。ということで「急ぎで借りる」には向いていないのです。
急ぎで借りるなら、多少利息が大きくなっても消費者金融で借りた方がいいでしょう。という風に、金利だけでなく総合的に判断してください。