カードローン破産をする前に、おまとめローンで借金の一本化をしよう

ルール

2015.09.16

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カードローン破産をする人は、サラ金全盛時代よりは減っていますが、それでもまだまだ多いです。キャッシング破産しそうな状態になったら、まず最初におまとめローン(返済計画再編のための融資)を検討しましょう。

おまとめローン(返済計画再編のための融資)とは何か?

おまとめローン(返済計画再編のための融資)とは、「返済計画の再編専用のプラン」です。多重債務者の方のためにあるので、借入件数や借入総額が多くても、それで審査に落ちるということはありません。

もちろん、あまりに多すぎるとダメですが、大体目安として「300万円~400万円」で「5件くらいまで」はOK、ということが多いです。

その人の年収・職業、その他の条件によるので、一概には言えませんが、普通のキャッシングより大分甘いのは確か。「返済計画の再編をすることで、完済できる」と判断された人は、皆審査に通ります。

消費者金融で借りる?銀行カードローンで借りる?

これはどちらでもOKです。「おまとめローン(返済計画再編のための融資)」という名前がついているコースは消費者金融だけが提供していますが、銀行カードローンでも返済計画の再編はできます。

銀行カードローンは、わざわざ「おまとめローン(返済計画再編のための融資)」という名前を使う必要がないのです。最初から貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)なので、返済計画の再編も、普通のキャッシングの機能でそのままできるのです。

消費者金融は貸金業法第13条の2第2項の規定の対象なので、「すでに貸金業法第13条の2第2項の規定いっぱいまで借りている多重債務者」に対して、おまとめ資金を融資することができないのです。ということで、特別に金融庁から許可を受けた「おまとめローン(返済計画再編のための融資)」を創設するわけですね。

銀行カードローンはそれをする必要がないので、専用コースがないのです。

200万円~300万円だったら、消費者金融が低金利

意外かも知れませんが、おまとめローン(返済計画再編のための融資)は「銀行カードローンの方が低金利」とは限らないのです。200~300万円という金額帯だったら、一番低金利なのは「プロミス」なんですね。

これは、実際にこの金額帯(200万円以上)での、それぞれの適用される金利を比べればわかります。以下、それぞれの金利を一覧にしましょう。

200~300万円での適用される金利・一覧

  • プロミス…約7.0%
  • 楽天銀行…6.9%~14.5%(200万円以上300万円未満)
  • イオン銀行…8.8%
  • 三菱UFJ銀行…9.6%
  • オリックス銀行…9.4%
  • 三井住友銀行…11.0%
  • みずほ銀行…9.0%

…という風です。見ての通り、どの銀行カードローンと比較しても、プロミスが断然低金利ということがわかるでしょう。プロミスの「200万円」での適用される金利は公表されていませんが、「300万円…6.3%」というのはわかっています。

逆に「100万円以下…17.8%」というのもわかっているので、その変化から出すと「200万円…7.0%」程度と推測できるのです。

…というように金利を実際に算出して比較すると、200~300万円では、プロミスが一番利息が安いということがわかります。もしこの金額帯の借金総額を抱えている場合、ぜひプロミスでおまとめローン(返済計画再編のための融資)を申し込むようにしましょう。

そして、その他の金額帯では、銀行カードローンの方が低金利です。特にソニー銀行が低金利なので、ソニー銀行で借りるといいでしょう。

おまとめローン(返済計画再編のための融資)の審査に落ちたらどうする?

銀行カードローンだけでなく、消費者金融のおまとめローン(返済計画再編のための融資)の審査にも落ちたら―。これは「債務整理」です。債務整理には下のような種類があります。

  • 任意整理…何でもあり。業者と相談して内容を決める
  • 特定調停…任意整理を裁判所仲介でやる
  • 個人再生…借金総額を5分の1に減額し、3~5年で完済
  • 自己破産…借金をチャラにする

…というものです。自己破産は実は一番楽なのですが、自宅・自動車など没収される資産がある人の場合、避けた方がいいかも知れません。その場合、個人再生が一番いいでしょう。

借入残高が5分の1になれば、自力返済可能

「借入総額が5分の1になる」といのは、すごいことです。たとえば500万円の多重債務というと、ほとんどの人にとっては絶望的な借金でしょう。しかし、これが「100万円」になるんですね。

それを3~5年で返済すればいいのです。仮に3年としても、年間33万円。利息を入れても毎月3万円返済すればいいのです。これだったら、多少苦しいですが、何とか行けるでしょう。

また、これは「3年」の場合なので、「5年」だったらもっと楽になります。「年間20万円」なので、「月2万円」でいいんです。もちろん「5年間毎月2万円」というのも少々ハードですが、それでも「500万円」という絶望的な借金と比較したら、かなり楽になったといえます。

仕事ができるかどうかで、個人再生と自己破産を決める

個人再生と自己破産、どちらにするか―。この決め方の1つは「仕事ができうるかどうか」です。働いて、3~5年で減額した残高を返済できるだけの仕事ができるか―、ということです。

もしできるなら、個人再生にしましょう。する自信がなかったら自己破産です。この「働けない」というのに根拠があれば(診断書など)、それで自己破産は可能です。

自己破産の申し込み方などは他のサイトさんにお任せしますが、とにかくそんなに抵抗を持つ手続きではないので、いざという時の切り札として、考えておきましょう。

キャッシング破産を避けるために必要なこと

キャッシング破産というのは、誰でもしたくないものです。クレジットカードによる破産でも、あるいは消費者金融でお金を借りたことによる破産でも何でもいいですが、要は返済不能に陥る、貸し倒れになるという状態は避けたいものですね。

ここでは、そのような借入超過者・多重債務者になることを回避するために、どのようなことを心がければいいか、という点をまとめていきます。

まずはおまとめローン(返済計画再編のための融資)で返済計画の再編をする

カードローン破産を回避するために、真っ先にするべきことはやはり、おまとめローン(返済計画再編のための融資)・借入先の変更のための融資などを利用して、返済計画の再編をするということでしょう。これだけでも多重債務者・借入超過者の状態を抜け出すためにかなりプラスになります。

おまとめローン(返済計画再編のための融資)を利用することのメリット・長所・利点は、ここまでも、あるいは他の記事でも繰り返し書いているので、ここでは割愛します。何にせよ、完済へのモチベーションが上がったり、キャッシング状況がよくわかるようになったり、適用金利が低金利になったりという多くのメリット・長所・利点があるので、おまとめローン(返済計画再編のための融資)はできるだけ早く利用して、返済計画の再編をしておくべき…というのは間違いありません。

返済計画の再編でなくても乗り換え・借り換えはしておく

多重債務でなく、単純に一つの銀行カードローン・消費者金融・クレジットカードでの借り入れが多いという場合―。これは言うまでもなく「おまとめローン(返済計画再編のための融資)」ではなく「借入先の変更のための融資」を利用することになります。複数ローンをまとめるのではなく、あくまで「一つのキャッシング先を、より低金利な銀行カードローン・消費者金融に乗り換える」ということですね。

特に現実的で消費者金融のキャッシングブランドでお金を借りているという場合は、それを銀行カードローンに借り換え・乗り換えするだけで、低金利になるということがほとんどです。ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」、あるいは新生銀行カードローン レイクなどの「上限金利があまり消費者金融と変わらない」という銀行カードローンの場合は、すぐに低金利になるというわけではありませんが、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」などの、上限金利が14.5%前後の一般的な銀行カードローンであれば、消費者金融のキャッシングブランドから乗り換え・借り換えをするというだけで、適用金利が下がる・引き下げになるというのが基本です。

ということで、もし借入先の変更のための融資によって、このような金利引き下げが実現できる場合は、カードローン破産をする前に、このような方策を講じておきましょう。

カードローン破産対策には、貸付自粛制度も有効

キャッシング破産をしたくないという人のためには、日本貸金業協会が提供しているサービスである「貸付自粛制度」を利用するのもう一つの手段です。これは文字通り「お金を借りることを自粛する」というもので「これ以上借り入れ・借金をしたくない」という人のための制度です。

具体的には、貸付自粛制度を適用すると、一定期間、銀行カードローン・消費者金融・クレジットカード会社など、すべてのキャッシング先の審査に通らない状態になります。あとから変更しようと思ってもダメです。

つまり、貸付自粛制度に申し込みをしたが最後…、というのも大げさですが、一定期間は「もう絶対に、どこの審査も通らない」「どこからも借り入れをすることができない」という状態になるわけです。こうすると「借金の返済をキャッシングでする」ということもできないので、日払いのアルバイトなどで働いて、まじめに返済する…という状態になるわけですね。少々大変ではありますが、好ましい状態です。

このように「キャッシング破産・カードローン破産から、強制的に遠ざかる状態」に自分を持っていくと、破産者になることを回避できるというわけです。このように「何かをせざるを得ない環境」にあえて身を置くということは、自己啓発などでもよく書かれているノウハウです。(自己啓発は少々胡散臭いものもありますが、言っていること自体は、正しいことが多いです)

ということで、「もうこれ以上借入総額を増やしたくない」「何が何でも、カードローン破産を脱してみせる」と決意している方は、その覚悟を固めるために、日本貸金業協会に問い合わせて、貸付自粛制度を適用してみて下さい。

キャッシングによる自己破産は、それほど問題ではない?

カードローン破産というのは、具体的には色んな状態がありますが、多くの人が連想するのは「自己破産」でしょう。しかし、実は自己破産はデメリット・短所がほとんどありません。自宅・自動車・100万円以上の貯金などは没収されますが、それ以後のお給料はすべて自分のものですし、強制的に生活保護を受ける、というようなこともありません。仕事も続けてOKです。

かなり意外でしょうが、実は「自己破産をしても、生活はほとんど変わらない」し「周りの人にバレることもない」のです。勤務先にバレるかどうかについては、どんなお仕事をしているか、あるいはどんな借入条件だったかによっても異なります。具体的には「自己破産をすると官報に掲載されるので、官報をチェックする職場だったらバレる、ということですね。

例えば、会社経営者・法人代表者の方ならよく知っているでしょうが、法人設立をすると、税理士事務所やオフィス文具のサービス会社など、ありとあらゆる会社からDMが届きます。クレジットカード会社からも届きます。これはなぜかというと、「法人が設立されたことが、官報などの資料でわかる」からです。そのような情報をチェックしている会社・勤務先だったら、自己破産をしたことがバレてしまうかも知れません。

しかし、このような勤務先・仕事場で働いているという方はかなり少数派のはずなので、基本的に自己破産をしても、職場の人にバレることはないと考えていいでしょう。ただ、数ヶ月から半年程度(自己破産を宣言してから)、弁護士・司法書士・宅建主任・警備員など、一部の資格を必要とする職業については、業務が制限されるということもあり、これらの資格を持って働いている方は、少々注意が必要かも知れません。(宅建主任と警備員あたりが、特に影響しそうですね)

何にせよ、このような一部のデメリット・短所を除外すれば、自己破産をすることのデメリット・短所・注意点というのは、ほぼ皆無に等しいのです。なので、カードローン破産とかキャッシング破産というのは、確かに避けたいものでしょうが「自己破産まで行ったとしても、それほど絶望的ではない」ということは、知っておいて下さい。

(なので、極端な話おまとめローン(返済計画再編のための融資)での返済計画の再編が出来ないとなったら、個人再生などの債務整理をしたり、それもできないという場合には、自己破産をしてしまっても構わないのです)

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