カードローン詐欺の手口 ~債権回収・保証人・アルバイトなど~

ルール

2015.09.14

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カードローン詐欺は、最近多発しています。その手法・やり口は、下のようなものです。

  • 債券回収詐欺
  • 保証人詐欺
  • アルバイト詐欺

…というもの。以下、内容を詳しく説明します。

債権回収詐欺…○日までに払わないと、裁判にする

債権回収詐欺は、まず偽の手紙やメールを送ります。そして、こう伝えるのです。

「あなたはうちから200万円借金している。○日までに返済しないと、裁判を起こす」

…というものです。もちろん、何も借金をしていない人に対して送ります。「何のことだ?」と身に覚えがない人も、「裁判」という言葉を聞いてビビってしまうことが多いんですね。

そして、「もしかしたら、どこかでクレジットカードを不正利用されたのかも」などと思い、ついつい払ってしまうのです。もちろん、払わない人の方が多いのですが、50人に1人でも数百万円を払ってくれれば、詐欺業者としては御の字なんですね。

偽メールの一斉送信など、時間はほとんどかかりませんから。というわけで、こういう詐欺でも十分利益を出せてしまうのです。

保証人詐欺…紹介料を出せば、保証人を探してやる

消費者金融でも銀行カードローンでも、キャッシングするときに保証人は必要ありません。しかし、中小業者の場合は、まだ必要なこともあります。そして、大手で借り入れできずに、そういう街金業者に申し込んできた人に対し、彼らはこういうのです。

  1. 「うーん、うちは保証人が必須なんだよね~」
  2. 「何?誰も保証人になってくれないの?困ったね~」
  3. 「うちは保証会社と付き合いがあるから、何なら紹介してあげるよ」
  4. 「あ、でも当然保証料は必要だから、それは払ってね」

…という手口です。これはリアルなので、かなり騙されやすいでしょう。

実際、アパート・マンションの賃貸でも「保証人代行」というサービスがあります。それは不動産業者などが代行するのですが、その時もやはり「代行料」を払います。そのため、この闇金業者の言っているようなことは、確かにあるんですね。

ということで、借り手もそれを信じてしまうのです。しかも「この業者から借りないとお金がない」という、切羽詰まった状態ですから。

このため、カードローン詐欺の手口の中でも、この保証人詐欺は一番成功率が高く、一番被害にあう人が多いやり方になっています。くれぐれも注意してください。

アルバイト詐欺…カード会社の調査員のフリをする

次のアルバイト詐欺は、下のようなやり口です。

  1. 街角で「割のいいバイトしませんか?」と声をかける
  2. 聞けば「カードローンの満足度調査です」という
  3. 「審査の対応などを知りたいので、実際に申し込んで欲しい」という
  4. 申し込んで、ローンカードを発行させる
  5. 「調査のため」と、そのカードを渡させる(謝礼と引き換え)
  6. そのカードで、勝手に借金する

…という手法です。この手法も、途中までは「確かにそれもありかな」と思う内容です。満足度調査をするには「実際に申し込む」というのは、覆面調査として一番いいですからね。

しかし、おかしいのはその後です。「カードを渡せ」と言われた段階で「何かおかしい」と思わないといけないんですね。「何でカードが必要なんですか?」という理由をよく聞きましょう。

おそらく「この番号を元に、アンケート結果を管理する」などと言うでしょうが、「番号だけ控えればいいですよね」とか「勝手にこれで借り入れすることもできますよね」と言える人だったら、特に引っかかることはないでしょう。

ただ、それを言えない気の弱い人が狙われるので、こういう詐欺がまかり通るんですね。やさしいのは良いことですが、世の中は善人ばかりではない、というのは日本を一歩出れば当たり前のことです。日本にいるとついつい忘れてしまいますが、世の中にはこういう詐欺師もいる、ということは常に意識して生きるようにしてください。

(そうすれば、連帯保証人を頼まれて、自分がカードローン地獄に陥るということもありません)

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