残価設定型の自動車ローンとは?メリット・デメリットのまとめ

ルール

2015.09.15

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残価設定型の自動車ローンとは、下のようなものです。

  1. 「3~5年後、その車を売る」と、ディーラーと約束する
  2. その時の買取価格を、ディーラーと決める
  3. その買取価格の分を、車の価格から割引する
  4. その少ない金額だけを、毎月払っていく
  5. 期限が来たら車をディーラーに売って、新車に乗り換える

…という風です。さらに詳しく解説しましょう。

なぜ、3~5年後の買取価格がわかるのか?

これは「走行距離・状態」などを制限するからです。つまり「このくらい綺麗で、このくらい使わなかったら、この価格で買います」という約束をするんですね。

走行距離や状態さえ確定していれば、あとは「車種・年式・色」などのデータで、「3~5年後にこの価格になる」というのは、統計で出せるのです。それで、買取価格が決まるんですね。

当然、この走行距離をオーバーしたり、状態を悪くしたり、あまつさえカスタマイズしたりしたら、買取価格は当然変わります。契約全体が変更になるので、こうしたことは、残価設定型ではしてはいけません。

「買取価格を割引する」というのはどういうことか?

たとえば、下のような条件としましょう。

  • 300万円の新車を買う
  • その車は、3年後でも「100万円」の価値がある

この条件の場合、残価設定型は下のようになります。

  1. ディーラーは、300万円の車を「200万円」で売る
  2. つまり「100万円割引」する
  3. そして、3年後に車を回収する
  4. その時、100万円は払わない(最初に割引したから)

…という流れです。では、これは消費者(買い手)にとって、どんなメリットがあるのでしょうか。

「借金総額200万円」になるので、利息が安い

当然の質問ですが、下の二つのどちらが低利息になるでしょう。

  • 300万円の借金
  • 200万円の借金

言うまでもなく「200万円」の方ですね。借金が少ないのだから、利息も当然少なくなります。ということは「月々の支払いも少ない」ということです。

「どうせ3年くらいで飽きるんだから、最初から元金をこうやって減らして、毎月の利息を少なくしよう」というのが、残価設定型の発想なんですね。

「3年で飽きなかった場合」は?

この場合は、「手渡さずに買い取る」ことになります。先に書いた例でいうなら「100万円が、ディーラーに人質になっている状態」なので、その100万円を払います。

そして、200万円の返済はまだ続いているので、今までどおりこの200万円を返済していきます(3年間で、200万円からだいぶ減っているはずですが)。

というように、残価設定型の自動車ローンでも、気に入ったらその車を買って、そのまま乗ることができます。ただし、いろいろ手続きをしている分、ディーラーとしてもコストがかかっています。

そのため、そのコストは車の代金に上乗せされています。「最初から普通に買う」よりも、「残価設定型で、途中で買う」方が、トータルの支払い額は多くなります。

(例外もありますが、大抵多くなります)

ということで「途中で車を気に入ってしまいそうな人は、残価設定型は損をする」可能性が高いわけです。逆に、

  • 特定の車を気に入ることなどない
  • 仮に気に入っても、別に買い取ろうとか思わない

…という淡白な人の場合、残価設定型のこのデメリットは、ないと言えるでしょう。

残価設定型の他のメリット・一覧

ここであらためて、残価設定型のメリットを一覧にします。

  • 利息が安くなる
  • 車検の費用がかからない(3年乗り換えの場合)
  • 3~5年ごとに新車に乗り換えできる

続いて、デメリットは下の通りです。

  • 気に入った時、買い取ると割高になる
  • ディーラーが所有権を持っている(自分でなく)
  • 走行距離が制限される
  • 状態を一定レベルで維持しないといけない
  • 改造・カスタマイズができない

…という風です。

まとめ ~残価設定型は、どんな人におすすめ?~

最後に残価設定型の自動車ローンは、どんな人におすすめかまとめます。

  • 安く車に乗りたい人
  • 特定の車にこだわらない人
  • 3~5年後に、ライフスタイルが変わっている可能性が高い人
  • 改造・カスタマイズに興味がない人
  • あまり車に乗らず、事故も起こさない人

…という人です。一言でいうと「車にこだわりがない人」ですね。これは残価設定型だけでなく、リース契約やカーシェアリングでも言えることです。

最近は特に若い人を中心に「特に車に興味がない」という人が増えています。今後は残価設定型も、さらに盛んになっていくかも知れません。

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