都市銀行のカードローン比較(三大メガバンク&りそな銀行)
都市銀行とは、下の5つの銀行を言います。
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
りそな銀行・埼玉りそな銀行はほぼ同じなので、簡単にいうと「三大メガバンク+りそな銀行」ということですね。この「都市銀行」という分類はやや形骸化しているのですが、この記事ではあえてこれら都市銀行のカードローンを比較してみます。
りそな銀行カードローンの特徴・メリット
まず、三大メガバンクのカードローンについては、当サイトの他の記事で、これでもかというほど解説しています。また三大メガバンクに絞った比較もしています。
ということで、ここでは「りそな銀行カードローン」の特徴・メリットに、まず注目しましょう。りそな銀行カードローンの最大のメリットは「普通のキャッシングの時の金利が、他よりかなり安い」ということです。
りそな銀行の上限金利は「12.475%」
りそな銀行カードローンの上限金利(高い方の金利)は「12.475%」。これは、他のすべての銀行カードローンと比較しても、トップレベルで安いです。
上限金利というのは「100万円以下」の借り入れで適用される金利。つまり「ほとんどの人のキャッシングは、上限金利で融資される」ということです。その上限金利が、全ての銀行カードローンの中で一番…といえるほど安いわけですね。
りそな銀行と他行の上限金利を一覧・比較
りそな銀行カードローンの上限金利がどのくらい安いのか…。ここでは他の銀行の上限金利と一覧にして、比較してみましょう。
- りそな銀行…12.475%
- ソニー銀行…13.8%
- イオン銀行…13.8%
- みずほ銀行…14.0%
- 楽天銀行…14.5%
- 三菱UFJ銀行…14.6%
- 横浜銀行…14.6%
- オリックス銀行…17.8%
- ジャパンネット銀行…18.0%
というように、信じられないかも知れませんが、実は「りそな銀行は、すべての銀行カードローンの中で一番の低金利」なのです(100万円未満なら)。
他の銀行カードローンと比較して知名度が低いので、「りそな銀行は高金利」と思っていた人もいるのではないでしょうか。しかし、都市銀行の中でも、次に安いみずほ銀行に1%以上の差をつけています。
下限金利も、都市銀行のなかで一番安い
上限金利が安くても、下限金利は高いのではないか―、と思うかも知れません。確かに下限金利だと、りそな銀行カードローンより安い銀行は多くあります。
しかし「都市銀行」というくくりで見ると、他の三大メガバンクよりも、りそな銀行の下限金利の方が低金利になっています。これも一覧で比較してみましょう。
- りそな銀行…3.5%
- みずほ銀行…4.0%
- 三井住友銀行…4.0%
- 三菱UFJ銀行…1.8%
このように、みずほ銀行・三井住友銀行に「0.5%」という差をつけています。三菱UFJ銀行に対しては「1.1%」です。下限金利でも、りそな銀行は「都市銀行の中でダントツの一位」ということですね。
借りやすさは三大メガバンクの方が上
これだけ低金利なのに、なぜりそな銀行カードローンの知名度は低いのか―。これは「借りにくい」というのが一番の原因です。三大メガバンクはりそな銀行カードローンに比較して、断然「申し込みしやすい」し「審査に申し込みやすい」のです。
箇条書きすると、下のようなポイントに整理できます。
- 最短即日審査の受付日時が長い(土日・祝日・夜間でもOK)
- 審査にかかる時間が短い(最短30分)
- 審査通過率が比較的高い
- 状況・条件によっては在籍確認を回避できる
…という風です。以下、詳しく説明します。
最短当日審査の受付日時が長い
りそな銀行は、土日・祝日や夜間に最短当日審査することができません。これはみずほ銀行も同じですが、三菱UFJ銀行・三井住友銀行はこれが可能になっています。
たまに適当なキャッシング情報サイトで「りそな銀行は土日・祝日でも最短当日審査可能」などと書いていますが、これは「WEB申し込みフォームから、送信できる」というだけです。これができるのは当然で、土日審査ができるとは言えません。
三菱UFJ銀行・三井住友銀行は審査が「最短30分」
また、三井住友銀行・三菱UFJ銀行は銀行カードローンの中でも特に審査時間が短く「最短30分」というスピードで最短当日審査できます。実に消費者金融ん近い速度です。
みずほ銀行はここまで早くありませんが、そこそこ早いです。逆にりそな銀行はもう少し遅くなっています。
三大メガバンクは、審査通過率が比較的高い
また、三大メガバンクのカードローンは、りそな銀行と比較すると、比較的審査通過率が高いです。この理由は簡単で「融資件数が多い」ため「多少貸し倒れが出てもカバーできる」からです。
こう書くと少々腹黒いようですが、銀行カードローンも消費者金融も「一定数の貸し倒れ」は、事前に計算しているんですね(ゼロになるわけがありませんから)。
そうして貸し倒れを計算して「ここまでは審査基準をゆるめてもいい」という風に調整します。そして、三大メガバンクは財力も豊富ですし、融資件数が多いので、貸し倒れが経営に影響する度合いが小さいのです。
ということで、審査基準が少々甘めなんですね。あくまでりそな銀行と比較して少々…ということですが。
状況・条件によっては電話連絡なしにできる
これは三菱UFJ銀行・バンクイックだけですが、申込み時の状況・条件によっては「在籍確認を回避して、最短即日借り入れする」ことができます。
たとえば「土日・祝日・夜間で、勤務先が閉まっている」などの条件ですが、他にも年収・職業などを総合的に見て、クレジットスコアが高い人であれば、在籍確認を回避できるという体験談・口コミが多いです。
あくまで評判ですし、三菱UFJ銀行だけですが、この点もりそな銀行との違いといえます。