質屋の借入・返済の仕組み ~キャッシングとどっちがいい?~

ルール

2015.11.24

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お金が必要な場合、消費者金融や銀行カードローンなどから借りるだけでなく「質屋」という選択肢もあります。最近はキャッシングの台頭によって質屋自体あまり見かけなくなったので、仕組み自体知らない、という人も多いでしょう。

ここでは質屋の仕組みや金利、借入・返済の仕方などを解説します。

質屋の借入・返済の仕組み

質屋での借入・返済の仕組みは、下のようになっています。

  1. ブランド品のバッグなどを持っていく
  2. 質屋が、その価値を鑑定する
  3. その価値に見合ったお金を、貸してくれる
  4. バッグは質屋が預かっている
  5. 期限内に、全額返済できればバッグが戻ってくる
  6. 期限内に完済できなかったら、バッグは質屋の物になる

…という風です。つまり「リサイクルショップ」に近いですね。リサイクルショップは「その場で買い取り」ですが、「今はお金がないけど、そのバッグを手放したくない」ということもあるでしょう。

そういう時に「この代金、いつまでに返済するんで、それまでは誰にも売らないでください」とお願いできるのが「質屋」です。売った商品を「一時置き」しておいてくれる、リサイクルショップのようなものです。

質屋にも利息(金利)が発生する

リサイクルショップと同じというと「じゃあ、金利はないんだね」と思うかも知れませんが、利子は発生します。「物を保管している場所代」だってありますし、そのバッグが鑑定した値段で確実に売れるとも限りません。

(あくまで「この値段なら、売れる可能性が高い」というだけなのですから)

というわけで、質屋にもそれなりのメリットが必要です。というわけで利息は発生するんですね。それもキャッシングより高い金利です。

質屋の金利は、消費者金融より高い

質屋の金利は、アコム・モビットなどの消費者金融よりも断然高くなっています。実質年率という数字で比べると、下のようになります。

  • 消費者金融…18%
  • 質屋…約35%~95%

…というように、全然違います。質屋は大体「消費者金融の2倍~5倍」の金利を取っているということです。

実際には質屋の金利は「年利」ではなく「月利」で決まっています。その月利を年率に換算すると、上のようになるということです。質屋は、大体3ヶ月を契約期間とするので、年率ではなく月利で金利を設定している…ということですね。

質屋の金利は、質屋営業法で決まる

この質屋の金利は「質屋営業法」という、消費者金融や銀行カードローンとは別の法律で決まっています。それぞれの法律を一覧にすると、

  • 消費者金融…貸金業法
  • 銀行カードローン…銀行法
  • 質屋…質屋営業法

…という風になっています。貸金業法では「グレーゾーン金利」が撤廃された後、上限金利は「実質年率20%」となっています。質屋で「95%」という高金利が許されているのは、管理する法律が違うからです。

ちなみに、質屋の方で最高の金利(法定金利)は、「実質年率109.5%」です。消費者金融の法定金利の「5.5倍」ですね。

質屋の金利が高いかどうかは、法定でも議論されています。ただ、多くの質屋が倒産に追い込まれている現状を見ると、このくらいの高金利でも利益を出すのが難しいのでしょう。ということで、今のところはこの金利で問題ないと、多くの識者が考えているようです。

質屋で借りるメリット・長所

キャッシング・カードローンではなく、あえて質屋で借りるメリット。これはまとめると下の通りです。

  • 借金地獄になることがない
  • 返済に遅れても、個人信用情報に記録されない

「借金地獄にならない」というのは、仮に返済に遅れたら「質入れした品物が、流れていくだけ」だからです。その時点で返済の義務がなくなるんですね。これを「質流れ」といいます。

質屋は返済してもらわなくても、しっかり品物というアイテムを受け取っているので、別に問題ありません。そのため、個人信用情報に報告されることもなく、事故情報・異動情報が記録されることもありません。

つまり、「返済に遅れてもクレジットヒストリーにキズがつかない」というのが質屋のメリットです。もっぱら「遅れた時」にメリットがあるわけですね。

質屋のデメリット・短所

逆にデメリットとなるのは「あまり大きい金額を借りられない」ということ。そのアイテムの価値に見合った金額だけですから、当然金額は小さくなります。

たとえば、消費者金融なら普通のサラリーマン・OLの人は、50万円はほぼ確実に借りられます。しかし、質屋で50万円を借りようと思うと、数百万円の時計を質に入れないといけません(使用年数にもよりますが)。

この辺は「リサイクルショップでの買い取り」と同じです。二束三文にしかならないというのは、皆さんも経験上わかっているでしょう。

ということで、大きい金額を借りたい時には、普通にアイフル・アコムなどの消費者金融や、レイクなどの銀行カードローンで借りた方がいいわけです。返済に遅れないように注意すれば、こちらの方がメリットが大きいでしょう。

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