カードローン初心者は、銀行系キャッシングから借りた方がいい?
カードローン初心者は、最初は銀行系キャッシングから借りた方がいい―。という口コミ・評判がよく聞かれます。これは、半分正解で半分間違いです。以下、理由をまとめます。
カードローン初心者に、銀行のキャッシングがおすすめな部分
まず「正解」の部分。つまり「キャッシング初心者におすすめの部分」です。
- 借金に悪いイメージがある人は、精神的に銀行の方がいい
- 堅実な生活をしている人は、銀行の審査でも問題なく通る
- 日頃使っている銀行のカードローンだと、抵抗がない
- 専業主婦は、銀行カードローンしか借りられない
…という風です。続いて、「おすすめでない部分」をまとめます。
銀行系キャッシングが、初心者に向いていない部分
- 審査が厳しいので、最初から落ちてショックを受けることも
- 急ぎで借りたい時、消費者金融より最短即日借り入れしにくい
- 学生は借り入れ不可なことが多い
…というのが「向いていない部分」です。以下、これらのメリット・デメリットを詳しく書いていきます。
経済力のない初心者は、消費者金融で申し込むべき
簡単にいうと、銀行カードローンは「ある程度経済力がある人のためのキャッシング」です。ある程度というのは、
- 社員として働いている(契約社員・派遣社員でもOK)
- 社員に近い、フルタイムのアルバイトである
- これまでに返済トラブルを起こしていない
- 現時点の借入状況にも、問題ない
…という条件です。「何だ、普通じゃん」と思った人なら、特に問題なく審査に通ります。そういう「初心者」の方の場合、確かに銀行カードローンはいいでしょう。銀行カードローンの方が消費者金融より低金利なので、利息の負担も小さくなります。
しかし、上の条件を見て「きつい」と思った人の場合、銀行カードローンは「初心者向け」とはいえません。こうした人は、銀行系キャッシングよりも、消費者金融の方がいいでしょう。
消費者金融のキャッシングは初心者向け
消費者金融の方が、基本的に初心者の借り入れには向いています。理由は下の通りです。
- 簡単に審査に通るので、ショックを受けない
- 最短即日審査の受付日時が長いので、申し込みのストレスが小さい
- 銀行カードローンより内緒で申し込みやすい
- 「その銀行の口座が必要」などの制約がない
- 勤務先への在籍確認も回避できる
…という風です。要は「簡単に借りられる」ので、初心者でも負担がかからない、ということです。どんな分野でも「初心者向け」というのは、やはり「負担がかからない」というのが条件でしょう。
そう考えると、銀行系キャッシングより断然、消費者金融の方がカードローン初心者には向いているはずです。「銀行の方が初心者向け」というのは、ただの「イメージ」の問題なのです。
「少額・短期間」の借り入れなら、消費者金融がいい
そもそも、カードローン初心者の借り入れというのは「少額・短期間」のはずです。こういうキャッシングの場合、断然銀行よりも消費者金融の方が向いています。理由は、
- 少額・短期間なら、金利差は関係ない
- 少額を借りたい時は、急いでいる
ということです。銀行系キャッシングは、確かに消費者金融より低金利ですが、小口キャッシングだったらその金利差は、特に意味がないのです。
また、少額融資をする時というのは、当然誰でも「急ぎでお金が必要」な状態です。その時に、銀行カードローンのように「審査に時間がかかる」「審査が厳しい」というキャッシングの仕方は、向いていないでしょう。
消費者金融のように「審査時間が短い」「審査も大体通る」という業者で借りる方が、明らかに正しいはずです。
ということで、初心者がよくする「少額・短期間」のキャッシングだったら、銀行カードローンよりむしろ、消費者金融の方がいいのです。銀行カードローンの方が初心者向けというのは、「ただのイメージ」に過ぎないんですね。
口コミ・評判やイメージに惑わされないことが大事
これはお金の借り入れに限った話ではありませんが、世間のイメージや、ネット上の評判・口コミなどに惑わされないことが大事です。信頼できる人の口コミだったら信じてもいいですが、大勢の口コミというのは、あまりあてにならないものです。
たとえば大学生の就活でも、まじめに考えていない「初心者」の学生ほど、有名な大企業に殺到します。金利や審査の中身を検証せずに、「有名だから」「銀行だから」という理由で、消費者金融より銀行カードローンを選ぶのは、大学生の就活と似たような感覚だといえます。
金利にしても、特に「30日間無利息」で借りられる消費者金融だったら、最初の5ヶ月は、銀行カードローンよりも低利息になるのです。こういうことをよく調べて、キャッシングを賢く利用してください。