ろうきんと銀行カードローンの比較 ~低金利はどっち?審査スピードは?~

比較

2015.12.28

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ろうきんカードローンの金利は、銀行のキャッシングよりも低金利です。たとえば「100万円未満」の借り入れの場合、それぞれの金利は、下のようになります。

  • 銀行カードローン…13.8%~18.0%
  • ろうきんカードローン…7.075%~8.475%

このように、労働金庫の方が「半分近い低金利」になっていますが、内容を詳しく説明します。

銀行カードローンにもいろいろあるが…

まず、上の銀行カードローンの金利はなぜ「13.8%~18.0%」と幅があるのか。これは、当然「銀行によって違う」からです。

  • ソニー銀行…13.8%
  • ジャパンネット銀行…18.0%

というように「100万円未満の時の金利」が、銀行カードローン同士でもだいぶ違うんですね。というわけで「13.8%~18.0%」という金利の幅が出るのです。

ろうきんカードローンの金利の幅は?

一方の労働金庫の「7.075%~8.475%」という年率の幅は、どうしてなのか。これは、「労金の会員かどうかによって異なる」という理由です。

  • 労金の組合員…7.075%
  • 組合員の家族…7.475%
  • 一般勤労者(非会員)…8.475%

…という風です。一番安い「組合員」から「一般勤労者」の間で年率が変わるので、「7.075%~8.475%」という金利の幅があるわけですね。

どちらにしても、労働金庫が安い

それぞれ、安い方の金利で見ても、高い方の金利で見ても、ろうきんカードローンの方が断然年率が低くなっています。銀行カードローンはもともと、消費者金融と比較してかなりの低金利なのですが、それでもさらに、労働金庫の方が安いというわけです。

決して銀行カードローンの金利が高いというわけではありませんが、ろうきんでのキャッシングがいかに安く借りられるかわかるでしょう。

労金には「金利引き下げ制度」がある

さらにろうきんカードローンには「金利引き下げ制度」というものがあります。これは、下のような条件を満たすことによって、最大で金利が「4.875%」まで下がる、というものです。

  • 給料の振り込み先を労働金庫の口座にする
  • 年金の振り込み先をろうきんの口座にする
  • 公共料金の引き落としを、労金の口座に指定する
  • ろうきんのオンラインバンキングを利用する

…という条件です。これらの条件を満たせば満たすほど、金利が安くなっていくシステムです。

給与の振り込み先については、それぞれの会社で「取引先の銀行」に指定されているかも知れません。そのため、これは絶対にできるわけではありませんが、その他はできるでしょう。(年金も少々難しいかも知れませんが)

たとえば公共料金の引き落としだったら、銀行口座は自分の自由で決められるはずです。また、ろうきんのネットバンキングに申し込むというのも、誰でもできます。

(ゆうちょ銀行でいう「ゆうちょダイレクト」などのサービスです)

ということで、条件を満たすことによって、さらに金利引き下げができる。という点でも、ろうきんカードローンは利息面で、銀行のキャッシングより有利と言えるでしょう。

ろうきんは借りるのに時間がかかる

ここまでは「ろうきんカードローンが有利な部分」だけ書いてきました。しかし、当然「銀行カードローンが有利」という面もあります。それは「最短即日借り入れができる」ということ。

最短当日キャッシングができなくても、銀行カードローンの場合最悪翌日には借りられます。しかし、ろうきんカードローンは何と「1ヶ月半」かかるのです。

審査結果だけでも1ヶ月

審査結果が出るだけでも1ヶ月かかるので「審査に通ったか、落ちたか」すらわかりません。ということで「急ぎでお金を借りたい」という人には、労働金庫のキャッシングは、まったく役に立たないというわけですね。

急ぎでなくても「数日~1週間で借りたい」という人がほとんどでしょう。それ以上かかるキャッシングというのは「かなり計画的な借り入れ」と言えます。

たとえば「多重債務を返済計画を再編する」というような「時間がかかってでもやるべきこと」を、計画的に実行するには、確かにろうきんカードローンはメリットがあるでしょう。

しかし、普通のキャッシングの利用動機である「お金が足りなくなったから借りる」というケースでは、労働金庫はまったく役に立たない、ということです。

まとめ ~それぞれのニーズに合わせて利用~

このように、銀行カードローンとろうきんカードローン、両方のメリット・デメリットを比較してきました。特に金利と融資スピードを比較した時「それぞれ、圧倒的な差があるのがわかるでしょう。

これはつまり「借りる人によって、最適の選択肢が違う」ということ。これだけハッキリとメリット・デメリットが分かれてくれると、むしろ選ぶ利用者としても、選びやすいでしょう。

  • 急ぎで借りたい…銀行カードローン
  • 低金利で借りたい…ろうきんカードローン

という風に、それぞれの申し込み者のニーズに合わせて、選んでいただくといいかと思います。

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