定年退職・リストラ・失業者でも、カードローンでお金を借りる方法
会社を定年退職になったり、失業した後でも、カードローンでお金を借りることは可能か―。これは可能です。どのような状況・条件だったら可能か、まとめます。
銀行カードローンなら、年金生活者でも借入可能
まず、年金以外の収入がない年金生活者(年金受給者)の場合―。これは銀行カードローンだったら借入可能です。消費者金融だったらキャッシング不可です。
大手の消費者金融の審査基準では「年金以外の収入がある」というのが年金生活者の融資条件なのです。そのため、何らかのアルバイト・パートをしている…ということが必要になります。
一方、銀行カードローンだったら「年金以外の収入がない」という年金受給者の人でも借入可能。たまに「年金の振り込み口座を、その銀行に指定される」ということもありますが、基本的にはごくごく普通に審査通過できます。
ということで「年金以外の収入がない」という人は、銀行カードローンで申し込むようにしましょう。
失業中でもキャッシング審査に通ることはできるか?
まず「完全に無職のまま」では、審査通過できません。無職・ニートの人に対しては、どの消費者金融・銀行カードローンも融資していないからです。というわけで、まず「無職・ニート」という肩書を卒業する必要があります。
これは別に難しいことではなく、ただアルバイト・パートを始める…というだけです。そうしたら、キャッシング審査での職業・属性は「アルバイト・パート・フリーター」になるので、これでもう融資可能です。銀行カードローンでも消費者金融でも、どちらでもOKです。
年収は、仕事をしていた頃の収入を申告してOK
カードローン審査や税金の世界では、「年収=去年の収入」という計算になっています。今年の収入は、まだ今年が終わっていない以上わからないので当然ですね。
(たとえば12月にいきなり1000万円が転がり込む…ということもあり得るわけです)
ということで、失業中でも年収については「去年の収入」で申し込みしていいのです。こうすれば「仕事…アルバイトがある」「年収…去年の数百万円がある」ということで、審査通過する条件は揃っています。
サラリーマン・OLの時代よりは、多少不利になる
ただ、当然ですが「今している仕事」の収入でない以上、多少は審査で不利になります。この辺は「人間の目」でカードローン業者が審査するので、どのくらいまでジャッジされるかはわかりません。
機械的に見れば「職業・属性…アルバイト」「年収…300万円」という風になり「余裕で借入可能」です。しかし、人間が審査すれば「アルバイトで年収300万円?」となり、勤続年数を調べたら「アルバイトを始めたばかり」となります。
それで「あ、これは最近失業したな」ということがわかり、それで審査結果が多少変わります。しかし、最近の日本では失業も転職もごく普通ですし、これまでの年収がしっかりあるのなら、「今も貯金がある程度あるだろう」と想定し、融資してもらえます。
(実際にあるかどうかは、業者・ブランド・銀行にとってはどうでもいいことです。要は「しっかり審査しましたよ」という実績さえあればいいので)
…というように、仕事を続けていた場合に比べると、多少の審査での不利はありますが、基本的にはこのようなやり方(アルバイトを始めるやり方)で、キャッシングできると考えてください。
リストラされたら、とにかく急いで仕事を見つけるべき
ここまで書いた通り、カードローンでお金を借りること自体は、リストラされた人でも、定年退職した人でも、簡単にできます。問題はその後で、早めに仕事を見つけることが大事。
というのはカードローンの返済もあるのですが、「人間は、長期間失業状態が続くと、無気力になる」という統計が出ているからです。ある心理学の実験で「何が人間をもっとも無気力にするか」という統計を取ったところ「半年以上にわたる失業」は「近親者の死亡」などを超えて、上位に出たそうです。
確かに、近しい人の死は、喪失感もありますが「逆に強く生きていこう」という気持ちになることもあります。しかし「長期の失業」というのは、基本的にマイナスしかないんですね。
こういう精神的な理由でも、実際のカードローンの返済という物理的な理由でも、仕事はできるだけ早く見つけた方がいいわけです。また、定年退職した方でも、何かしらアルバイトをしていた方が、年金だけの生活よりも安定するでしょうし、気分転換にもなっていいでしょう。
ちなみにキャッシング審査の年齢制限ですが、
- 消費者金融…69才まで
- 銀行カードローン…65才まで(レイクは70才まで)
…という風になっています。70才~79才の場合は「プランネル」という会社のローンがありますが、そちらも参考にしてください。