個人でもキャッシング業者になれる?ソーシャルレンディングとは?

ルール

2016.07.12

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実は、現代では「自分もキャッシング業者になる」ことができます。ソーシャルレンディングというシステムで、「ネット上でお金の貸し借りができる」のです。

事業者への融資がメイン

ただ、現状では中小企業やベンチャー企業などの「事業者への融資」がメインです。そのため、一般人に対して少額融資をすることはできませんし、また借りる側も、個人で小口借入をするというのは、難しくなっています。

実際、少額だと踏み倒しが簡単なので、まだまだソーシャルレンディングでは難しいでしょう。数百万円単位だったら裁判をしても元が取れますが、50万円程度だと裁判をしてもその訴訟コストの方が高くなってしまいますからね。逃げる側の方が有利というわけです。

ということで、まだ個人のキャッシングには適用できないのが現実です。しかし、とりあえず「自分も銀行や信用金庫・信用組合のような融資ができる」という点では、面白い時代になったと感じます。

日本ではどんな会社が展開しているか

日本でソーシャルレンディングを展開しているのは、主に下の2つの企業です。

  • maneo(マネオ)
  • SBIソーシャルレンディング

他にも複数ありますが、この2つが特に大きいので、仮に始める場合もこのどちらかでいいでしょう。maneoはこの分野の先駆けと言える会社で、特に人気があります。SBIソーシャルレンディングも名前の通りSBIグループなので、信用できます。

ソーシャルレンディングの金利は?

ソーシャルレンディングの金利は、大体「3.0%~5.0%」程度。事業で数百万円以上の融資をする、ということが多いので、このくらいの金利になっています。

「金利が低くてあまり利益が出ない」と思うかも知れませんが、そんなことはありません。たとえばSBIソーシャルレンディングの場合、「不動産担保ローンに参加する」もので、3.0%~4.3%の金利となっています。

不動産が担保になっているので、貸し倒れのリスクは極めて低いでしょう。不動産の価値が暴落したら別ですが、今の日本はそれほど不動産のバブルもありませんし、短期間だったら、特に価値の下落はないはずです。

そして、そのファンドの場合「14ヶ月」という短期間なので、おそらく大丈夫。ほぼノーリスクで3.0%~4.3%の利回りが得られるわけですから、なかなかの投資だといえます。

事業者だったら借りる側でも利用できる

個人の場合、ソーシャルレンディングを「借り手」として利用するのは、まだまだ先の話になります。しかし、自営業・個人事業主・会社経営者の人の場合は、現時点でもすでに利用できる制度です。

  • こういう事業をしている
  • このために、いくらのお金が必要
  • いつまでに、いくら返済できる

ということを魅力的な事業計画書にできれば、それで融資してもらうことができます。その事業自体が面白く、成功の可能性が高いこと。また、その個人事業主に、それなりの過去の実績があること…。

などなど、少しハードルは高いですが、逆にこれらの条件を満たしている人であれば、ソーシャルレンディングは非常にいいシステムだといえます。

投資家にとっても面白いサービス

また、投資家にとってもかなり面白い試みでしょう。事業自体を応援するという楽しみもありますが、ボランティア色の強いクラウドファンディングと違い、こちらはしっかりと利益が出る可能性が高いです。

ただの金貸しではなく、その事業を手掛ける人との人脈もできる可能性があるので、何かとその後の展望が広がりそうです。

すでに運用資産がたくさんあって、分散投資する余裕がある人だったら、ソーシャルレンディングをその1つに加えるのも面白いでしょう。

  • 株式
  • 国債
  • 不動産
  • ソーシャルレンディング

などとジャンルをバラバラにして投資していけば「一気に資産を失う」という可能性はゼロに近くなりますし、先にも書いた通り、3%程度の利回りはほぼノーリスクで期待できます。


以上、個人間でカードローンのようにお金の貸し借りをできる「ソーシャルレンディング」について説明しました。まだまだ完全に個人での利用は難しいですが、個人事業主・法人代表者・フリーランスの人などは、ぜひチェックしてみてください。

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