家族の借金状況を知りたい ~個人信用情報の開示請求はできる?~

ルール

2016.09.06

232

家族の借金状況を知りたい―。この場合「個人信用情報機関」か「カードローン会社」に問い合わせすることになります。

ただ、「本人の同意書」が必要です。これなしに個人信用情報を照会することはできないので、この点が問題です。

本人の同意書がなければ請求は不可

本人の同意書がなければ、その家族の個人信用情報やキャッシング状況を、開示してもらうことはできません。ということで「いかに同意書をもらうか」ということがカギです。

同意書の偽造は禁止されているので、当然ながら本人にもらうしかありません。しかし、家族がキャッシング状況を知りたがっているくらいだから、本人は普段から隠しているのでしょう。ということは、ここでも内緒にしたがるはずです。

まず本人と話し合うしかない

  1. 開示請求する方法はある
  2. しかし、それには本人の同意書が必要
  3. 本人の同意書をもらうには、本人の許可が必要

という条件では、もはや「本人と話し合う」以外の方法はありません。難しく感じられるかも知れませんが、やはりそれしかないのです。

「本人に知られないように調べたい」という気持ちはわかります。しかし、それをされて本人はどう思うでしょうか。人によっては「俺に内緒で勝手なことをしやがって!」と怒るかも知れません。

(特に、中年以降になって引きこもりをしている男性などは、ありがちなパターンです)

もし本人に内緒で個人信用情報を照会できたとしても、やはりこのような問題が起きます。そのため、「本人と話し合う」ということがどうしても必要なのです。

多重債務に関するNPOに相談する

1つ役立つ具体的な方法としては、多重債務者などの救済に関するNPOに相談する…ということ。やはり家族だけではなかなか腹を割って話し合うということは難しいでしょう。しかし、NPOの人が間に入ってくれたら、何とかなることも多いです。

もちろん、これも借金をしている当の本人の性格によるので、絶対に正しい方法とは限りません。しかし、1つの選択肢としては、役立つかと思います。

本人を説得すれば「貸付自粛制度」もあり

もし本人を説得することができたら、ただ個人信用情報などでキャッシング状況を把握するだけでは終わりません。「貸付自粛制度」というシステムも利用できます。

これは日本貸金業協会が管理している制度でその人に対して、一定期間一切の融資をしないという設定をするものです。

つまり、意志の弱い人が後日借金を申し込みしたとしても、「それを審査で落としてくれ」と頼むわけですね。借りたくなってからでは遅いので、「借りたくなる前」の日常のうちに、この貸付自粛制度を設定するわけです。

貸付自粛制度で、大部分の人の借金癖は治る

借金癖が治らない人の一番の問題は「借りようと思えば借りられる環境がある」ということ。極端な話「無人島に行けば」借金をしようにもできないわけです。

つまり意思の問題ではなく「環境の問題」なのです。「キャッシングしようと思えばできてしまう環境」が、借金癖が治らない原因なんですね。

ということで、貸付自粛制度はこうしたキャッシング癖が改善されない人にとって、一番便利かつ確実な方法なのです。

本人の許可なしの制度利用はできない

ただ、貸付自粛制度は先にも書いた通り「本人が同意していれば」という条件があります。つまり家族が勝手に「うちの太郎が、これ以上キャッシングできないようにしてください」という風に、依頼することはできないのです。

  • 太郎本人が、「自分は借金癖がある」と自覚している
  • 貸付自粛制度を知っていて、利用したがっている

という条件が必要なのです。もしくは「太郎がすでに借金苦によって失踪していて、説得しようにもできない」という場合のみ、「家族だけ」で貸付自粛制度を利用できます。

さすがに「借金によって蒸発している」というレベルまで行くことは少ないと思うので、ほとんどの家庭ではこのやり方は適用できないでしょう。ということで、やはり本人を説得して「貸付自粛制度に同意させる」というのが、唯一の方法になります。

家族の問題は、自分の問題にもなる

家族との関係を断って一人で生きていける人なら別ですが、そうでない人の場合、このように「家族の問題」というのが、非常に重くのしかかります。借入状況を知ることも、これ以上のキャッシングをやめさせることも、すべて本人と話し合いをする必要があるのです。

こじれる前だったら簡単だった話し合いも、こじれるとさらに厄介になる、と言うのはよくある話。宇多田ヒカルさんのお母さんが自殺されてしまった事件のように、すれ違った家族を立て直すというのは、たとえ家族の誰かが成功していても、できないことなのです。

(むしろ大成功するほど、すれ違いやすいのかも知れませんが…)

ということで、借金によっても、ギャンブルなどそれ以外の原因によっても家族を崩壊させないよう、できるだけ気をつけたいものです。

一緒に読まれている記事一覧

同じカテゴリーの記事一覧

  • キャッシング総合人気ランキング
  • 即日融資カードローンランキング
  • 専業主婦カードローンランキング
  • おまとめカードローンランキング

キャッシング総合人気ランキング