カードローン審査のスコアリングとは?→申し込み者の信用度を点数化

審査

2015.12.11

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カードローン審査には「スコアリング」というものがあります。スコアリングとは、

  • その人の信用度を点数化すること
  • その点数を「クレジットスコア」という
  • 借入・返済の履歴を「クレジットヒストリー」という

そして、このスコアリングがどう決まるかというと、

  1. 借入・返済に関するデータ
  2. 職業・自宅情報などに関するデータ

この2つで決まります。前者は「キャッシングの世界だけで通じる」もので、後者な「人生全般で問われる、信用情報」ですね。(結婚や恋愛など)

スコアリングは、この両方からその人物を審査するわけです。主に「借入・返済のデータ」が一番重要ですが。

借入・返済のデータが、どうだったら良いのか

この返済・借入に関するデータが、どういう風だったらスコアリングがよくなるのか。これは、下のような条件です。

  1. キャッシング総額が少ない
  2. 借入件数が少ない(同じ総額でも、返済計画を再編した方がいい)
  3. 借入種別がいい(消費者金融より銀行から借りていた方がいい)

…というのが「現在の借入・返済」に関するデータです。与信状況・借入状況などとも言われます。続いて、「過去」の方も見てみましょう。

過去の借入・返済の履歴で見られるポイント

過去の返済・借入の履歴…つまり「個人信用情報」で見られるポイントです。

  1. 事故情報・異動情報がないか(遅延などの返済トラブル)
  2. 直近で多数の申し込みをしていないか
  3. クレジットカードの保有枚数は少ないか

このうち、一番重要なものは1つ目。「過去の返済トラブルがないか」です。これで9割方決まると言ってもいいでしょう。返済トラブルの種類は後述します。

「直近の申し込み」については、やたら多くのキャッシング業者やクレジット会社に申し込みしている場合「この太郎さん(二郎さんでも可)は、怪しい」と判断されます。

これは常識で考えればわかるでしょう。普通の人だったら、多重申し込みをするとしてもせいぜい2~3件です。それが4件以上となったら、さすがに「よほど金銭的にヤバい状況なのでは?」と思われてしまいます。

事実、こうやって最後の最後まで金策に走り回った経営者などが、そのまま資金繰りがつかずに倒産。そして、自分が「会社の連帯保証人」になっていたせいで、そのまま自己破産―。というケースはよくあるのです。

ということで、申し込みの直近で、他の業者・ブランド・銀行にもたくさん申し込みしている…という場合はクレジットスコアが下がり、審査落ちしやすくなります。

クレジットカードの保有枚数も少ない方がいい

また、クレジットカードの所持枚数も、少ないほど高評価になります。融資した後にクレジットカードでショッピングやキャッシングをしまくって、破産するというリスクが下がるからです。

クレジットカードの枚数というのは、カードローンの「借り入れ件数」と同じだと思えばいいでしょう。現時点では買い物していなくても「いつでもできる」状態なのですから、新しく融資する業者からしたら、貸付するにはリスクがあるわけです。

…というように、スコアリングを決める要素である「返済・借入に関するデータ」は、このようなポイントがチェックされます。次に「自宅情報・勤務先」に関するポイントについて見て行きましょう。

勤務先・自宅情報では何を見られるのか

基本的に、多くの人が想像するようなポイントが見られます。基本的に「子供の結婚相手として、安心できるか」という視点と、まったく同じです。

ここでは少々意外というか、あまり知られていないスコアリングのポイントについて書いていきます。

家庭持ちより独身の方がスコアリングがいい

意外かも知れませんが、家庭持ちの人よりも独身の申し込み者の方が、クレジットスコアがよくなるのです。「逆じゃね?」と思う人も多いでしょう。

実際、カードローン情報サイトでも「家庭持ちの人の方が、簡単に仕事を辞めたりしないし、夜逃げもしないので、キャッシング審査では信用されます」と書かれていることがあります。

しかし、実は逆なんですね。理由は「可処分所得」にあります。

キャッシング審査は「可処分所得」で評価される

キャッシング審査のお金の面は、「年収」評価されると思っている人が多いでしょう。たしかに年収は大事なのですが、実際には「年収のうちの、可処分所得」なのです。

もちろん「あなたの可処分所得はいくらですか?」などと質問しません。これは自己申告に頼るしかないですし、嘘をいくらでもつけます。

ということで、その他の情報から推定するんですね。下のような項目を質問して、それを年収からマイナスすることで、可処分所得を計算します。

  • 家賃・住宅ローンの支払額
  • 扶養家族の人数
  • その他(自営業の場合など、必要な情報)

…という風です。サラリーマン・OLに関するのは上の2つですね。これを聞けば、全国的な平均値から、その人の可処分所得が推定できるわけです。

ということで、「扶養家族がいる」というのは、実はカードローン審査のクレジットスコアではマイナスに働きます。もちろん、家族がほしくて作った人の方が多いでしょうから、これは別に扶養家族がいること自体が悪いということでは、もちろんありません。

(あくまでコンピューターがはじき出すスコアリングの話です)

「自社利用実績」は高く評価される

他社も含めたすべての借入・返済の履歴が評価される―。これは知っている人も多いでしょう。しかし、そうした「全体的なクレジットヒストリー」よりも「自社利用実績」が評価されるというケースは多いです。

つまり「他の会社では遅延・延滞してるけど、うちでは理想的な利用者だったから、この人には追加融資してもいい」というような判断ですね。もちろん「他社での利用実績もいい」に越したことはありません。

しかし、自社利用実績さえよければ、いわゆる「社内ブラック」の逆になって「社内クレジットスコア」が高まり、審査に通るということも多いのです。

というわけで、たとえば楽天銀行スーパーローン(カードローン)の場合、楽天市場・楽天クレジットカードなど、関連サービスを多く利用している人は、それで有利になる可能性がある、と思ってください。そういう業者・ブランド・銀行で申し込みすると、審査通過率が上がります。

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