おまとめローンはキャッシングに比べて審査が甘い?通りやすい?

審査

2015.09.12

018

キャッシング業界に流れる噂の一つに「おまとめローンは通常のキャッシングより審査が甘い」というのがあります。しかし、この評判は間違いです。おまとめローンの方がむしろ審査は厳しくなります。

カードローン業者にとって、おまとめローンはリスク

まず、融資する側のカードローン会にとって、おまとめローンはリスクがあります。理由は、

  • 申し込み者が全員「多重債務者」である
  • 借入総額も大きい
  • 審査に手間・時間がかかる

…ということです。多重債務者というのは別に人間的には間違いではありませんが、カードローン審査をする側からしたら「危険人物」です。申し込み者が全員、その危険な属性なわけですから、審査を厳しくするのは当然と言えるでしょう。

また、複数の業者からキャッシングしているということは、当然借金総額も多くなります。100万円~200万円というのが一番多い金額ですが、普通のカードローン審査だったら、この時点で大抵はアウトです。そういう人を審査するわけですから、当然ある程度審査が厳しくなるのは当然です。

最後に、おまとめローンの審査は時間・手間がかかります。それぞれの会社での借入状況や、返済の遅延・延滞がないか、どのくらいの遅延・延滞だったか…などということを、事細かに調べるわけです。

通常の審査の手続きと違って、ランダムな部分が多い(毎回違う)分、審査も大変なのです。ということで、これもキャッシング業者にとってはリスクなんですね。

おまとめローンは対面審査が必須になる

おまとめローンの審査が厳しくなる部分として、たとえば消費者金融の場合は「対面審査」があります。来店や無人契約機など「顔が見える方法」での審査が必須…ということですね。

通常のカードローンの場合「ネット申込み」が普通ですが、おまとめローンの審査ではそれができないのです。この点でも、やはりおまとめローンの審査は、通常のキャッシングよりも厳しくなっています。

唯一アイフルはネット申込みができますが、あくまで「審査だけ」です。審査完了した後、アイフルのおまとめMAXは「契約手続き」が必要。これは来店か郵送でなくてはいけません。

郵送だと時間がかかるので、大抵は来店で契約します。ということで、おまとめローンを提供しているプロミス・アイフル・アコムのすべてが「対面審査・契約手続き」を必要としているわけです。

これだけ見ても、やはり借金の一本化の審査は厳しいといえます。

借金の一本化の方が、審査が甘い・ゆるい部分は?

逆に借り入れの一本化をするときの方が、通常のキャッシングよりも審査が緩い・甘い…という部分はあるのか―。これは「総量規制を超えて融資できる」という点でしょう。

総量規制というのは「年収の3分の1までしか借りられない」というルールです。通常のカードローンの場合、このボーダーラインを超えて融資することはできません。

しかし、おまとめローンだったらそれが認められています。こういう点では借入可能金額の大きさに関しては、通常のカードローンよりも「審査が甘い」と言えなくもないかも知れません。

なぜ、総量規制を超えた借り入れがOKになるのか?

これは「総量規制を超えてキャッシングしないと、借金の一本化ができない」からです。借り入れの一本化というのは、普通に借金を移動させる…のではないんですね。

というのは、たとえばA社にとっては、利用者がおまとめローンを利用しようがしまいが関係ないからです。「B社で一本化するのは勝手ですが、うちには関係ないので、うちの分は普通に完済してください」とA社は言うわけですね。

C社もD社も同じです。というわけで、A社、C社、D社を個別に完済するための資金が必要になるわけです。

しかし、多重債務者なのでこれ以上借りることはできません。また、当然貯金もありません(普通は)。ということは「総量規制を超えて、どこかから借りる」必要があるんですね。

というわけで、おまとめする予定のB社から「こういう事情なので、総量規制を超えて融資してくれないでしょうか」とお願いするのです。これが「おまとめローン」の仕組みなんですね。

これは日本がカードローン破産者を出さないために、必要なことでもあります。ということで、国もこういう場合は例外を認めて、「おまとめローン」というのが誕生したわけです。

そのため、消費者金融のおまとめローンの正式名称には「貸金業法に基づく」という言葉が入っているんですね。アコムだったら「貸金業法に基づく 借換え専用ローン」という具合です。

おまとめローンの審査が甘い部分があるとしたら、唯一この点だけですが、これは別にゆるいわけではなく、「多重債務者の救済のために必要」ということなのです。

「審査に通りやすいおまとめローン」は危険

おまとめローンを利用する人というのは、多重債務の一本化をしたいわけですから、当然複数ローンを抱えていて、借入超過状態になっています。そのような方であれば、審査が厳しいおまとめローン・借り換えローンの審査はなかなか通過できないので、どうしても「審査が甘い・ゆるいおまとめローン」とか「審査に通りやすい借り換えローン」というものを探すことになります。

言うまでもありませんが、そのような乗り換えローンや借り換えローン・おまとめローンはありませんし、あっても見出しの通り危険です。具体的に、審査に通りやすいおまとめローンというのが、どのように危険で、借りるべきでないものなのかを説明していきましょう。

「整理屋」という悪徳業者

おまとめローンや借り入れの一本化のことを「借金を整理する」という表現をしますが、それになぞらえて「整理屋」と呼ばれる悪質業者が、ごく一部ではありますが存在します。整理屋の手口は、下のようなものです。

  • 「多重債務の一本化」はしてくれるが、代わりに高額の手数料を取る
  • 高い手数料をとった上、借り入れの一本化もしてくれない
  • おまとめローンは提供してくれるが、ヤミ金のような高金利・暴利である

というような手口です。悪質業者というのは、おまとめローンに限らずありとあらゆる分野で、ありとあらゆる手口を毎回考え出します。そのため、これらはほんの一部であり、まだ整理屋のおまとめローンを活用した悪どい手口は多くあるのですが、いずれにしても「審査が甘い・ゆるい」とか「ブラックリスト入りしている人でも利用できるおまとめローン」というような売り文句で、多重債務者を集めるという手法は共通しています。

基本的に、世の中に甘い話はないわけですね。「ただより高いものはない」という言葉もありますが、大体「審査がゆるい・甘い」とか、「つけているだけで痩せる」というようなタイプの宣伝文句は、詐欺の常套手段なわけです。そのため、審査に通りやすいおまとめローンというような類の宣伝に、一切耳を貸してはいけません。

大手の消費者金融・銀行カードローンなら、最初から問題なし

そもそも、「このおまとめローンは安全だろうか」などと、中小のキャッシング業者が提供するおまとめローンをチェックするより、最初から大手の銀行カードローン・消費者金融でおまとめローンを利用した方がいいに決まっています。大手のキャッシングブランドでは審査に通らないという場合には、むしろ債務整理を検討した方がいいということも、知っておいた方がいいでしょう。

おまとめローンというのは、融資するキャッシングブランドの側にも、高額融資ということでリスクはあります。しかし、「他社の売上を奪い、自社の売上を伸ばせる」という側面もあり、チャンスでもあるんですね。しかし、それを融資してくれない(審査に通らない)ということは、その申込者(借入超過者・多重債務者)の現時点の信用度・クレジットスコアに、かなりの問題があるということなのです。

ということは、おまとめローン・借り換えローンで借金の一本化を図る…というのも確かに大事なのですが、「消費者金融のおまとめローンですら、審査に通らない」という時点で、もう債務整理を検討した方がいい…という考え方もできるわけですね。債務整理にも種類がいろいろありますが、例えば、一番内容がライトな任意整理・特定調停であれば、その人の返済能力の範囲で、利息をカットしたり、借入総額を一部減額する…というようなこともできます。

他にも、最大でキャッシング総額を5分の1まで減額できる(法的には10分の1まで)という内容の個人再生などもありますし、あえておまとめローン・乗り換えローンにこだわらなくても、債務整理によって多重債務者・借入超過者の状態を脱する…ということも可能なのです。

そのため、基本的におまとめローンはアコム・プロミス・アイフルなどの大手の消費者金融か、あるいはみずほ銀行カードローンなどの大手の銀行キャッシングで申し込むようにし、それでダメなら債務整理を検討しましょう。

おまとめローンで審査に通りやすい人の条件は?

「審査に通りやすい借り換えローン・乗り換えローン」とか「審査がゆるい・甘いおまとめローン」というのは、「誰に対しても」というのは間違いですが、このような状況・条件の人であれば、審査に通りやすくなる…ということであれば、問題ありません。例えば、どのような人であれば、おまとめローンの審査も通過しやすくなるのか、一覧にすると下のようになります。

  • 高額所得者である
  • 職業が安定している(公務員や一流企業など)
  • クレジットヒストリーが非常にいい
  • 多重債務者になった理由がまともである

あくまで一例ですが、これらのような状況・条件であれば、おまとめローンの審査でも消費者金融・銀行カードローン問わず、割と通りやすくなります。「多重債務者になった理由」ですが、例えば事業で明らかに必要だった借り入れによって借金をして、今は苦しいが、今後は業績が回復し、完済・全額返済をできる見込みが十分にあるというような状況・シチュエーションです。レアケースかも知れませんが、このような状態であれば、おまとめローンでも十分に審査に通りやすくなります。

(会社員・OL・公務員の方々、もしくはパート・アルバイト・フリーターの方々などは関係ない内容かも知れませんが、個人事業主だったり、法人経営者・会社代表者だったり…ということであれば、このような状況・シチュエーションに該当するかも知れません)

その他、高収入であるということにしても、勤務先・職場の信用度が高いということにしても、要は「全体的に信用できる申込者であれば、おまとめローンでも審査通過率は高くなる」ということですね。ある意味当たり前のことですが、どの分野でも、重要で確かな情報ほど「当たり前の内容」になるものです。

ということで、おまとめローンでも一応審査に通りやすい人はいるものの、それは「これなら誰でも審査に通す」というようなクレジットスコア(信用度)が高い人のみであり、普通の人はそのように「おまとめローンで審査に通りやすくなる」ということは、あまり期待しない方がいい(しかし、債務整理など打つ手はいくらでもある)ということを意識するようにして下さい。

一緒に読まれている記事一覧

同じカテゴリーの記事一覧

  • キャッシング総合人気ランキング
  • 即日融資カードローンランキング
  • 専業主婦カードローンランキング
  • おまとめカードローンランキング

キャッシング総合人気ランキング